ポルトガル１部のベンフィカが現地９月18日、解任されたブルーノ・ラージの後任として、ジョゼ・モウリーニョの新監督就任を発表した。

　モウリーニョは、これまでチェルシーやインテル、レアル・マドリー、マンチェスター・ユナイテッドなどの欧州強豪クラブを率い、数々のタイトルを獲得。また、同氏は2000年にベンフィカの監督を短期間務めていた経歴を持つ。

　ベンフィカ公式サイトによると、ポルトガル人指揮官は、就任会見でまず「さまざまな感情が湧き上がっているが、これまでの経験がそれをコントロールするのに役立っていると思う。この場を借りて、ルイ・コスタ会長に感謝を申し上げる。今、私が感じているこの名誉に感謝する」と同クラブのルイ・コスタ会長へ謝意を述べた。
 

　長い年月を経た帰還に、62歳は「25年経ったが、私はキャリアを祝うためにここに来たわけではない。25年間、私は世界最大のクラブで働く機会を得た。そして、私のスピーチを締めくくるにあたり、世界中の何百万人ものベンフィカファンの代表として、私が指導したほかの巨大クラブの中で、ベンフィカの監督であることに勝る名誉、責任、モチベーションを感じたクラブはなかった。とあなたに伝えたいと思う」と会長に向けて語った。

　モウリーニョ監督は会見の中で「どのようにベンフィカを勝利に導くつもりか」と問われ、「私はより利他的になり、自己中心的でなくなり、他者のためにどんな喜びを与えられるかを考えるようになった」と回答。そのうえでこう言い放った。

「私は重要ではない。重要なのはベンフィカであり、ファンたちだ。彼らはどのクラブにとっても心臓部であり、ベンフィカではより特別な存在だ。ファンと選手たちが重要であり、私はベンフィカを勝利に導くためにここにいる」

　自身をスペシャル・ワン（特別な男）と名乗る名将は、ベンフィカを22-23シーズン以来のリーグ優勝に導くことができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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