2025年９月23日のアビスパ福岡戦、FC東京が環境保全活動『NO PLANET, NO TOKYO』を開催する。『NO PLANET, NO TOKYO』は、2021年にスタートしたFC東京の社会連携活動の一環で、クラブが地域社会と共に環境・教育・街づくりなど様々な課題に取り組み、持続可能な社会の実現を目指す取り組みだ。

　今回のイベントでは、試合観戦チケットを持つ小学生以下の子どもたちに、特製の『NO PLANET, NO TOKYO』キッズTシャツをプレゼント。今シーズンのデザインコンセプトは『EDO is ECO』。江戸時代には、古くなったものや壊れた物を修理する専門職人が多数存在し、資源を無駄にせず再利用する「循環型社会」が確立されていた。この江戸時代のリサイクル文化を学ぶことで、未来の東京、そして地球を守るためのヒントを得られるという考えに基づいている。ちなみに、配布されるTシャツは150サイズのワンサイズのみとなっている。

　イベントでは、子どもたちが楽しみながら社会や地域課題の解決方法を考えるきっかけとなるステージコンテンツも用意されている。
 

　ひとつ目は「きかんしゃトーマスとすてきなたからもの」。トーマスとカナと一緒に水のクイズや宝箱を開けるヒントを考えるステージだ。ふたつ目は「あおあかドリル体験ステージ」。子どもたちの「体力」や「スポーツに親しむ機会の向上」に焦点を当てて制作された「あおあかドリル」の体験イベントで、石川直宏コミュニティジェネレーターとFC東京のコーチがレクチャーを行なう。いずれのステージも、青赤パーク supported by JOYPOLIS アジパンダ広場(南側広場)内のステージで開催される。

　このイベントに向け、FC東京のアレクサンダー・ショルツ選手は次のように述べている。

「９月23日のアビスパ福岡戦はご家族や子どもたちに向けたイベントが盛りだくさんの１日です。ぜひ僕たちを応援してください。みなさん（特に子どもたち）がテストや大切なイベントの前日にとても緊張するように、多くの試合数を経験してきた私も、試合前はいつも緊張します。そのような状況でも来場してくれた子どもたちには、失敗を恐れず、常にポジティブに考え、自信を持ってプレーする姿をお見せします。そして、ホーム連勝に貢献したいと思います」

　FC東京は、この『NO PLANET, NO TOKYO』の取り組みを通じて、サッカーというスポーツの枠を超えて社会課題の解決に貢献しようとしている。環境問題や教育といった重要テーマを、子どもたちにも楽しく伝える工夫が感じられるイベントとなりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWEB編集部
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