• トップ
  • ニュース一覧
  • “アジアで無双→米国遠征で沈黙”森保ジャパンが突きつけられたジョーカー不在の現実「中村敬斗がいれば…」【日本代表/コラム】

“アジアで無双→米国遠征で沈黙”森保ジャパンが突きつけられたジョーカー不在の現実「中村敬斗がいれば…」【日本代表/コラム】

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2025年09月10日

伊東純也に本来のキレがなく…

メキシコ戦に続きアメリカ戦でも無得点だった南野。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

画像を見る

 北中米ワールドカップのアジア最終予選では無双状態に近かった森保ジャパン(7勝2分1敗/30得点・3失点)が、その枠から飛び出すと沈黙してしまうのか。それが、現地時間9月6日にメキシコと引き分け(0−0)、同9日にアメリカに完敗(0−2)した米国遠征での日本の戦いぶりを振り返っての率直な感想だ。

 2試合で結局はノーゴール。メキシコ戦では南野拓実が53分の決定機をモノにすべきで、アメリカ戦では伊東純也が35分の絶好機をゴールに蹴り込むべきで、そうしたチャンスを逃がしたから勝てなかったと、そんな見方もできるはずだ。

 なぜ得点力不足に陥ったのか。その要因のひとつはジョーカーの不在だろう。顕著だったのがメキシコ戦。久保建英、三笘薫、堂安律、南野拓実がベンチに下がってからはあまり得点の匂いがしなかった。コンディションが整っていないのか、伊東純也に本来のキレがなく、攻撃陣は明らかに停滞した。

 アメリカ戦でもドリブルで局面を打開できるアタッカーが少なく、「彼がいれば」と思う場面があった。彼とは中村敬斗のことである。
 
 移籍交渉の影響で招集見送りとなった中村(スタッド・ドゥ・ランス)が、もしメキシコ戦やアメリカ戦にいればまた違う展開になっていたのではないか。カットインからのミドルシュート、独特のリズムから繰り出すフェイントは彼ならではの武器で、それを今回の2試合で見てみたかった。

 無い物ねだりをしても仕方がない。森保一監督が言うように「現状のメンバーがベスト」であり、それでメキシコやアメリカに勝てなかったのが揺るぎない現実である。世界制覇への道のりは遠い。そう実感させられた米国遠征だった。

文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【画像】日本代表のアメリカ戦出場17選手&監督の採点を一挙紹介! 関根大輝は厳しい評価。失点に絡んだ長友佑都は?

【画像】伊東純也、三笘薫らが私服で到着!オークランド入りする日本代表戦士を特集

【記事】「本当に恥ずかしい」衝撃の大敗に「何が起きた?」FIFAランク154位がW杯予選で“二桁失点”「U-16がプレーしたのか?」などファン失望 
 
【関連記事】
【画像】日本代表のアメリカ戦出場17選手&監督の採点を一挙紹介! 先発10人が及第点未満の厳しい評価。最高点は好守を連発した12番
「舐められているのか?」「所詮、相手はBチームだ」日本相手に快勝も、アメリカのファンは満足できず。森保Jに対しては…「ボロボロに見えた」「せっかくの機会を無駄にしている」
「過大評価だった」「大迫がいなければ0-5の試合」スタメン総入れ替えでアメリカに完敗…森保ジャパンにファンの不満噴出「攻撃も守備も個人任せ」「なんのためのテストマッチ?」
森保ジャパンは本気でW杯優勝を狙っているのか。スペイン6-0の衝撃が示す“戦略の必要性”【日本代表/コラム】
【画像】長澤まさみ、広瀬すず、今田美桜らを抑えての1位は? サカダイ選手名鑑で集計!「Jリーガーが好きな女性タレントランキング」TOP20を一挙紹介

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2025年10月号
    9月10日(水)発売
    [注目クラブを総力特集!!]
    京都サンガF.C.2025
    大躍進の秘密を徹底解剖
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2025年9月4日・9月18日合併号
    8月21日(木)発売
    プレミアリーグ展望&ガイド 詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ