伊東純也に本来のキレがなく…
北中米ワールドカップのアジア最終予選では無双状態に近かった森保ジャパン(7勝2分1敗/30得点・3失点)が、その枠から飛び出すと沈黙してしまうのか。それが、現地時間9月6日にメキシコと引き分け(0−0)、同9日にアメリカに完敗(0−2)した米国遠征での日本の戦いぶりを振り返っての率直な感想だ。
2試合で結局はノーゴール。メキシコ戦では南野拓実が53分の決定機をモノにすべきで、アメリカ戦では伊東純也が35分の絶好機をゴールに蹴り込むべきで、そうしたチャンスを逃がしたから勝てなかったと、そんな見方もできるはずだ。
なぜ得点力不足に陥ったのか。その要因のひとつはジョーカーの不在だろう。顕著だったのがメキシコ戦。久保建英、三笘薫、堂安律、南野拓実がベンチに下がってからはあまり得点の匂いがしなかった。コンディションが整っていないのか、伊東純也に本来のキレがなく、攻撃陣は明らかに停滞した。
アメリカ戦でもドリブルで局面を打開できるアタッカーが少なく、「彼がいれば」と思う場面があった。彼とは中村敬斗のことである。
2試合で結局はノーゴール。メキシコ戦では南野拓実が53分の決定機をモノにすべきで、アメリカ戦では伊東純也が35分の絶好機をゴールに蹴り込むべきで、そうしたチャンスを逃がしたから勝てなかったと、そんな見方もできるはずだ。
なぜ得点力不足に陥ったのか。その要因のひとつはジョーカーの不在だろう。顕著だったのがメキシコ戦。久保建英、三笘薫、堂安律、南野拓実がベンチに下がってからはあまり得点の匂いがしなかった。コンディションが整っていないのか、伊東純也に本来のキレがなく、攻撃陣は明らかに停滞した。
アメリカ戦でもドリブルで局面を打開できるアタッカーが少なく、「彼がいれば」と思う場面があった。彼とは中村敬斗のことである。
移籍交渉の影響で招集見送りとなった中村(スタッド・ドゥ・ランス)が、もしメキシコ戦やアメリカ戦にいればまた違う展開になっていたのではないか。カットインからのミドルシュート、独特のリズムから繰り出すフェイントは彼ならではの武器で、それを今回の2試合で見てみたかった。
無い物ねだりをしても仕方がない。森保一監督が言うように「現状のメンバーがベスト」であり、それでメキシコやアメリカに勝てなかったのが揺るぎない現実である。世界制覇への道のりは遠い。そう実感させられた米国遠征だった。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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