カメルーン戦で決勝弾「自分の人生を変えてくれたゴール」
2010年のワールドカップ。元日本代表の中村俊輔(現・横浜FCコーチ)が鈴木啓太氏のYouTubeチャンネルに出演した際、15年前の南アフリカ大会について次のように語っていた。
「夜な夜な、(川口)能活さんが来てくれて、『どう?』みたいな。自分もキツかったんだと思うよね。でも、俺もやっているから俊輔も、言い方は悪いけど、演じてでもやろうって。ベンチのメンバーで盛り上げて、スタメンで出ている人よりも、練習でもっと明るくっていうか。ハードワークして、そうしたら次に絶対につながるからっていう話をわざわざしに来てくれた」
俊輔は南アフリカ大会で、日本代表の10番を背負いながらレギュラーではなかった。それでも腐らずに、自分にできることを考えてチームを下支えしていた。
「先輩たちの振る舞いはどういう風に見えていました?」
鈴木氏のYouTubeチャンネルに出演した本田圭佑が、件のエピソードを聞いて、そう問われると、「俊さんの話のくだりじゃないですけど」と切り出し、次のように続ける。
「いわゆる先輩たちが、(チームが)うまくいっていないまま大会に来て、この流れを引きずらないようにしようとしてくれている雰囲気は感じていました。能活さんはもちろんですし」
本田は南アフリカ大会でW杯に初出場。初戦のカメルーン戦(1-0)では、チームを勝利に導く決勝点を挙げる。「トラップミスして決めているんですけど、あのゴールが自分にとってのスタート。自分の人生を変えてくれたゴール」と振り返る。
「夜な夜な、(川口)能活さんが来てくれて、『どう?』みたいな。自分もキツかったんだと思うよね。でも、俺もやっているから俊輔も、言い方は悪いけど、演じてでもやろうって。ベンチのメンバーで盛り上げて、スタメンで出ている人よりも、練習でもっと明るくっていうか。ハードワークして、そうしたら次に絶対につながるからっていう話をわざわざしに来てくれた」
俊輔は南アフリカ大会で、日本代表の10番を背負いながらレギュラーではなかった。それでも腐らずに、自分にできることを考えてチームを下支えしていた。
「先輩たちの振る舞いはどういう風に見えていました?」
鈴木氏のYouTubeチャンネルに出演した本田圭佑が、件のエピソードを聞いて、そう問われると、「俊さんの話のくだりじゃないですけど」と切り出し、次のように続ける。
「いわゆる先輩たちが、(チームが)うまくいっていないまま大会に来て、この流れを引きずらないようにしようとしてくれている雰囲気は感じていました。能活さんはもちろんですし」
本田は南アフリカ大会でW杯に初出場。初戦のカメルーン戦(1-0)では、チームを勝利に導く決勝点を挙げる。「トラップミスして決めているんですけど、あのゴールが自分にとってのスタート。自分の人生を変えてくれたゴール」と振り返る。
グループステージ最終節のデンマーク戦(3-1)では、自慢のFKで先制点をマーク。チームの2点目も遠藤保仁(現・G大阪コーチ)がFKで決めた。鈴木氏が「ヤットと本田さんが(FKの前に)たぶん話しているんですけど、あれは何の話をしていたんですか?」と質問。本田はこう答える。
「ヤットさんとは、(FKの)場所がやや中央の位置とかになった時には、どっちが蹴るか、けっこう話したりしていたので、そういう話を。ヤットさんも行く気満々だったので」
その時も本田がキッカーに名乗り出てもよかったはずだが、「何でか分からないですけど、ヤットさんとはそのへんであまり最後まで揉めたりとかしたことは、実はあんまりなくて」とのこと。「僕が、ここはヤットさんのほうがいいとこやなと思えたり、逆もたぶん、そうなのかなと思うんですけど」という。
本田は左利きで、ヤットは右利き。その違いに言及した鈴木氏が、「(左利きの)中村俊輔さんの場合は、言い合っていたっていうところもありますけど」と言えば、本田は「だからやっぱり、左利きで被るので。当然、蹴りたい場所が一緒なので。そうなりますよねって話ですよね」と、レフティ同士の関係性を語る。
なお、南アフリカ大会で日本はグループステージを2位で突破し、決勝トーナメントのラウンド16ではパラグアイと対戦。延長戦を含む120分を0-0で終え、PK戦の末に敗れた。
本田は「優勝することの難しさを...2010年、14、18、全部経験させてもらって感じたのは、当たり前なんですけど、2010年が一番まだまだ遠いなって感じた」と明かす。
「世界との差を痛感させられたワールドカップでしたね。明らかに、パラグアイ戦、PKまで行くので精一杯でしたし、あのあと、まだ何試合もしていかないといけない、しかもレベルが上がってくる。優勝するというのは、もっと劇的に変えないといけないなっていうので、2014年に挑む決心をした、まだまだ成長していかないといけない、そういう決心をした大会でした」
世界の頂点を取るためにどうすべきか。その“物差し”を得られた貴重な大会だったようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【動画】「世界との差を痛感させられた」本田圭佑が振り返る2010年南アフリカW杯
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「ヤットさんとは、(FKの)場所がやや中央の位置とかになった時には、どっちが蹴るか、けっこう話したりしていたので、そういう話を。ヤットさんも行く気満々だったので」
その時も本田がキッカーに名乗り出てもよかったはずだが、「何でか分からないですけど、ヤットさんとはそのへんであまり最後まで揉めたりとかしたことは、実はあんまりなくて」とのこと。「僕が、ここはヤットさんのほうがいいとこやなと思えたり、逆もたぶん、そうなのかなと思うんですけど」という。
本田は左利きで、ヤットは右利き。その違いに言及した鈴木氏が、「(左利きの)中村俊輔さんの場合は、言い合っていたっていうところもありますけど」と言えば、本田は「だからやっぱり、左利きで被るので。当然、蹴りたい場所が一緒なので。そうなりますよねって話ですよね」と、レフティ同士の関係性を語る。
なお、南アフリカ大会で日本はグループステージを2位で突破し、決勝トーナメントのラウンド16ではパラグアイと対戦。延長戦を含む120分を0-0で終え、PK戦の末に敗れた。
本田は「優勝することの難しさを...2010年、14、18、全部経験させてもらって感じたのは、当たり前なんですけど、2010年が一番まだまだ遠いなって感じた」と明かす。
「世界との差を痛感させられたワールドカップでしたね。明らかに、パラグアイ戦、PKまで行くので精一杯でしたし、あのあと、まだ何試合もしていかないといけない、しかもレベルが上がってくる。優勝するというのは、もっと劇的に変えないといけないなっていうので、2014年に挑む決心をした、まだまだ成長していかないといけない、そういう決心をした大会でした」
世界の頂点を取るためにどうすべきか。その“物差し”を得られた貴重な大会だったようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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