「練習は裏切らないなと思いましたね」
8月23日のガンバ大阪戦を控えた横浜FCのトレーニング。ポゼッションから最後はシュートで終わるメニューで、少し離れたところから見守る三浦文丈監督の“しっかりと決めきる”ことにフォーカスした声掛けが印象的だった。
その姿を見て、SC相模原の監督時代を思い出した。当時もシュート練習で「入れろ! 入れろ!」と口酸っぱく言っていたことがある。理由を訊けば「習慣づけないとダメなんですよ。どれだけグダグダになっても、最後までネットを揺らす作業をし続けていると、試合中でも必ずネットを揺らそうってなる」と教えてくれた。
今も変わらない指導スタンス。“得点”への強いこだわり。「でもそれって、シュートだけじゃなくて、いろんなプレーでもそう」と、今月12日に55歳になったばかりの指揮官は話し、こう続ける。
「最後まで諦めないって、そう言い続けることで、先週のシュート練習とかでも最後まで打つし、ちょっとこぼれたら次のやつが出てきて打つし、またこぼれてきたら外側から出てきてとか、その反応も良かった。
そういう意識は出てきたし、ずっと言い続けることと、やり続けることで、結局それが、このあいだの試合を紐解いてみたら、粘り強くみんなやるじゃないですか。最後まで守る、最後は絶対にゴールする、みたいな」
“このあいだの試合”とは、16日に行なわれたJ1第26節のヴィッセル神戸戦だ。無失点で凌ぎながら、90+4分に伊藤翔がネットを揺らし、1-0で勝利。実に9試合ぶりの白星を掴んだ。
日々の積み重ねが、目に見える結果につながる。「そのサイクルを俺は求めていて、ちょっとそのサイクルになってきたのかな」と三浦監督は感じている。
その姿を見て、SC相模原の監督時代を思い出した。当時もシュート練習で「入れろ! 入れろ!」と口酸っぱく言っていたことがある。理由を訊けば「習慣づけないとダメなんですよ。どれだけグダグダになっても、最後までネットを揺らす作業をし続けていると、試合中でも必ずネットを揺らそうってなる」と教えてくれた。
今も変わらない指導スタンス。“得点”への強いこだわり。「でもそれって、シュートだけじゃなくて、いろんなプレーでもそう」と、今月12日に55歳になったばかりの指揮官は話し、こう続ける。
「最後まで諦めないって、そう言い続けることで、先週のシュート練習とかでも最後まで打つし、ちょっとこぼれたら次のやつが出てきて打つし、またこぼれてきたら外側から出てきてとか、その反応も良かった。
そういう意識は出てきたし、ずっと言い続けることと、やり続けることで、結局それが、このあいだの試合を紐解いてみたら、粘り強くみんなやるじゃないですか。最後まで守る、最後は絶対にゴールする、みたいな」
“このあいだの試合”とは、16日に行なわれたJ1第26節のヴィッセル神戸戦だ。無失点で凌ぎながら、90+4分に伊藤翔がネットを揺らし、1-0で勝利。実に9試合ぶりの白星を掴んだ。
日々の積み重ねが、目に見える結果につながる。「そのサイクルを俺は求めていて、ちょっとそのサイクルになってきたのかな」と三浦監督は感じている。
7月23日に四方田修平監督の解任を受け、コーチから昇格。J1残留争いを戦うチームを率いる。
「3週間ちょっとぐらい、自分が就任してから、戦術的なこともそうだけど、練習の雰囲気とかを含めて変えていこうというなかで、先週に、やっと自分自身でちょっと変わってきたなって、実際に手応えを感じていた。これが結果につながったらいいなと思っていて、そうなったので本当に良かった。練習は裏切らないなと思いましたね」
好転への兆し。それは選手も見えているようだ。伊藤は語る。
「練習で、今週のほうが良いとか、その週より神戸戦の前の週のほうが良いし、たぶん、今週もまただんだん良くなっていくと思う。チームのやっている内容とか空気感。ちゃんと積み上げられている感じがする」
今季の横浜FCはまだ連勝できていない。その何度目かのチャンスを次のG大阪戦で得た。三浦監督は「勝った次が本当に大切なんですよ」と力をこめる。
「次、どうやって勝点3を取るかを、本当に精査しないといけない。ずっとそればっかりを考えていますよ。ここでまた積み上げることができたら、今度は勢いになってくる。勢いが出てきたら、あとは背中を押すだけ。そのサイクルにもしたい。せっかくチャンピオンチームに勝った勝点3を最大限に活かすために、何とか勝点を積めるように」
慢心しているわけでは決してない。「本当にポジティブに考えたら」と断りを入れたうえで、三浦監督は「神戸に1-0で勝てるということは、どのチームに勝っても不思議はない」と考えている。「そういう意味では、選手にとってすごく自信になったと思うし、その自信を確信に変えるために」G大阪戦の勝利を期す。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)
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「3週間ちょっとぐらい、自分が就任してから、戦術的なこともそうだけど、練習の雰囲気とかを含めて変えていこうというなかで、先週に、やっと自分自身でちょっと変わってきたなって、実際に手応えを感じていた。これが結果につながったらいいなと思っていて、そうなったので本当に良かった。練習は裏切らないなと思いましたね」
好転への兆し。それは選手も見えているようだ。伊藤は語る。
「練習で、今週のほうが良いとか、その週より神戸戦の前の週のほうが良いし、たぶん、今週もまただんだん良くなっていくと思う。チームのやっている内容とか空気感。ちゃんと積み上げられている感じがする」
今季の横浜FCはまだ連勝できていない。その何度目かのチャンスを次のG大阪戦で得た。三浦監督は「勝った次が本当に大切なんですよ」と力をこめる。
「次、どうやって勝点3を取るかを、本当に精査しないといけない。ずっとそればっかりを考えていますよ。ここでまた積み上げることができたら、今度は勢いになってくる。勢いが出てきたら、あとは背中を押すだけ。そのサイクルにもしたい。せっかくチャンピオンチームに勝った勝点3を最大限に活かすために、何とか勝点を積めるように」
慢心しているわけでは決してない。「本当にポジティブに考えたら」と断りを入れたうえで、三浦監督は「神戸に1-0で勝てるということは、どのチームに勝っても不思議はない」と考えている。「そういう意味では、選手にとってすごく自信になったと思うし、その自信を確信に変えるために」G大阪戦の勝利を期す。
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