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「全て削る気持ちで」練習参加からわずか1か月でJデビューの平尾勇人。“弟の思い”を背負った背番号71の決意

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2025年08月11日

弟の命日と自身の誕生日が同じ

J1デビューを飾った平尾。写真:滝川敏之

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 2025年8月9日の横浜F・マリノス戦でJリーグデビューしたのが、東京Vの平尾勇人だ。本人曰く「自分の中でも凄いスピードで、1か月前にはまさかこんなところでプレーできているなんて想像もしていなかったので驚きです」。

「練習参加は3日間で、最初の2日間はついていくのが必死でした。それが3日目の早稲田大戦(トレーニングマッチ)のあと『すぐに来てほしい』と言われて。早稲田大戦で自分の良さを出せて、背後を取るプレーやハイプレスを城福(浩)監督に認められたんだと思います」

 そして7月29日に特別指定選手として承認された平尾は、8月1日に「2027年から加入内定」とプロへの扉を開いた。日本大在学中のストライカーはその8日後にJリーグの舞台に立ったわけである。

 東京Vが1−0とリードして迎えた90分、サイドラインに立った平尾は「やるしかない。全て削る気持ちで、全力でプレーしよう」と考えていた。ピッチに入ってやること、それは「自分のところで起点を作りつつ、守備時はしっかりとボールを追うプレー」だった。

 短い出場時間ながらも「自分の強度が通用した感じがあった」と平尾は手応えを掴む。「気持ちよくプレーできたのが一番です」とのコメントからも、この日の充実感が伝わってきた。もちろん満足しているわけではなく、「まだデビューしただけなので、結果を残してファンに認められたいです」と気を引き締めていた。
 
 “背番号71”には特別な思いがある。
 
 「7月10日は弟の誕生日で、ヴェルディに練習参加したのも7月10日だったので、71番にしました」

 平尾が11歳の時(2016年1月6日)、3歳年下の弟(享年8歳)を急性リンパ性白血病で亡くしている。1月6日は平尾の誕生日で「人生のバトンを渡されたように感じた」という。

 弟のためにもプロで成功を掴む。71番として“弟の思い”も背負った平尾がここからどんなサッカー人生を過ごすのか。しっかりと見届けたい。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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