レアル・ソシエダに所属する日本代表MFの久保建英はこの夏、様々なクラブからの関心が報じられてきた。そのひとつが、プレミアリーグの古豪エバートンだ。

　移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者は先日、エバートンが久保の獲得に関して問い合わせを行なったと報じた。これもあり、エバートン移籍の可能性が連日取り沙汰されている。

　リヨンのベルギー代表FWマリック・フォファナに対する関心も注目されるエバートンだが、『FootballFanCast』は久保がより「完成された選手」とみているようだ。７月31日、久保を「才能ある選手で、素晴らしい身体能力に恵まれ、粘り強さもある」と評し、獲得に好意的な見解を示した。

「クボは最も得点力のある部類のウィンガーではないかもしれない。だが、『FBref』によると、キャリーは昨季のリーガでMFとウィングの上位13％に入る。テイクオン成功は６％、１試合あたりのショットクリエイトは19％だ」

「マリック・フォファナもファイナルサードでのキレがある速い選手だが、クボのほうがもう少し完成されているかもしれない」
 

　さらに、同メディアは、「確かに昨季のリーガでアシストがなかった。だが、創造性に関する数字が、プレーメークの能力を物語っている。さらに、フォファナよりも安定して前方にドリブルができる」と続けた。

「また、デュエルにおいてもよりアクティブで、これはデイビッド・モイーズ監督を喜ばせるだろう。様々な局面でハードワークする、バランスがとれたチームをつくるからだ」

「この夏のフォファナ獲得が不可能なら、エバートンはクボ獲得を進めなければいけない。そして彼のほうが良い選択肢となるかもしれないのだ」

　今夏、ソシエダの補強についても自分の考えを口にした久保。その後、公言すべきではなかったとも述べたが、さらなる飛躍のために思うところがあることは確かだろう。それだけに去就をめぐる動きから引き続き目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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