トッテナムは現地７月31日、香港で行なわれるプレシーズンマッチで、宿敵のアーセナルと対戦する。大注目のノースロンドン・ダービーを前に、トーマス・フランク新監督が会見に出席した。地元メディア『football london』が発言を伝えている。

　昨季はヨーロッパリーグ制覇を果たした一方で、屈辱のプレミアリーグ17位で終わり、国内での地位回復が求められるトッテナムは今夏、高井幸大を獲得。守備の強化を進めているが、20歳の日本代表DFはアジアツアーのメンバー外となった。怪我が理由だ。

　解任されたアンジェ・ポステコグルー監督の後任として就任したデンマーク人指揮官は、「コウタ・タカイとデスティニー・ウドギーの状態」を問われ、次のように説明した。

「コウタは残念ながら足底腱膜を負傷してしまった。正確にどの程度の症状なのかは分からない。数週間だろう。デスティニーは膝を痛めていて、現状プレシーズンツアー不参加になっている。詳細が分かり次第、また報告する」
 

　昨季まではブレントフォードで確かな手腕を発揮していたフランク監督はまた、アーセナルに言及。気持ちはさながら公式戦で、気合十分だ。

「彼らは最大のライバルであり、初めてイギリス国外で行なわれるノースロンドン・ダービーだ。素晴らしいチャレンジだと思う。また、今は残念ながら（アーセナルは）世界最高のチームの１つだと言わざるを得ない。正直にならないとね。そういう意味で大きなテストになるが、アーセナル戦は単なる親善試合ではない。もちろん、勝つために全力を尽くす試合だ」

　香港で笑うのはどちらのノースロンドン勢か。世界的に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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