[総体3回戦]飯塚 0(7PK6)0 米子北/7月29日/JヴィレッジP7・8
スコアレスで迎えたPK戦。後攻の飯塚は1本目を失敗し、いきなり追いかける展開となった。4人目までビハインドだったが、米子北の5人目が失敗。振り出しに戻し、相手の8人目のキックをGK高田大雅が止めると、DF鮫島遼介が成功させて勝利を手繰り寄せた。
飯塚にとっては全国の舞台で初のベスト8入り。選手権は2回戦、インターハイは初出場だった2021年度大会の3回戦が過去最高成績だった。歴史を変えた選手たちは喜びを噛み締め、そして中盤の底で躍動したMF保科剛は、特別な感情も抱いていた。
昨年2月に初めて世代別代表に入った保科は、1年次から期待をかけられ、豊富な運動量と強度の高い守備で存在感を示してきた。迎えた今季は主軸として振る舞い、攻守でチームに欠かせない選手だ。
米子北戦では決定的な仕事を果たしたわけではないが、黒子役として奮闘。セカンドボールを素早く回収し、デュエルでも強みを示して違いを生んだ。保科は「まだまだこんなもんじゃない」と言いつつ、「みんながきつい時やサボりたい時に、球際の強さで救いたい。今日は少しできたと思います」と手応えを口にした。
準々決勝の相手は流通経済大柏
初の8強入りを素直に喜んだ一方で、もうひとつ胸のうちに抱いていた想いがある。兄のことだ。2歳上の兄・鉄は東福岡でボランチのレギュラーを務め、3年次にはインターハイに出場。しかし、チームは2回戦で米子北に0-5で敗れ、日本一は叶わなかった。
「兄貴のことは考えず、自分が思うような場所まで仲間を連れていきたい。なので、意識はしていない」と前置きしたが、子どもの頃から最も身近にいたライバルでもある。そんな兄の背中を見て育ち、全国大会でプレーする姿から刺激をもらっていた。高校3年になって兄と同じ舞台に立ち、飯塚はベスト8に進出。感慨深いものがあった。
「兄貴よりも俺の方がやれる。自分でもそれは思っている。やっと兄貴を超えられたけど、まだまだここから」
“兄貴超え”を果たしたいま、目ざすのは日本一だけ。「プロ入りもしたいし、日本代表にも個人的には入りたい。でも、それにこだわったら勝てない。僕はチームの一員として勝たせるだけ。プラスアルファでその先が繋がっていけば嬉しい」とは保科の言葉だ。
何よりもチームのために。その先にプロ入りやU-17日本代表入りという目標も掲げながら、一戦必勝で戦う。28日の準々決勝は流通経済大柏が相手だ。U-18高円宮杯プレミアリーグで上位争いを展開する強豪校との対戦で、どんなパフォーマンスを見せるのか。俊英ボランチの挑戦に注目だ。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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「兄貴よりも俺の方がやれる。自分でもそれは思っている。やっと兄貴を超えられたけど、まだまだここから」
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