レアル・ソシエダの久保建英は、0-1で敗れた日本ツアー初戦のV・ファーレン長崎背戦後、スペインメディアの取材に対して次のようにコメントし、話題となった。
「僕たちには、意欲的な若い選手もいるけど、経験豊富な選手や、チームに違った雰囲気をもたらしてくれる選手が必要だ。優秀でチームに勢いを与えてくれる限り、出身は関係ない。スビエタ(ここでは下部組織の意)出身でも、他の出身でも構わない。サンセ(Bチーム)の選手たちは本当にハングリー精神にあふれていて、準備も万端だと思う。だけど、かつて重要な試合でチームを勝利に導いてくれたダビド・シルバのような選手も必要だ」
「会長が毎シーズン、リーグ優勝を目指していると僕に言っていたクラブとしては、ラ・リーガ優勝には何か特別なものが必要だと思う」
下部組織から次々に優秀な人材を生み出し、生え抜きを中心にチームを作るのがソシエダの誇れるアイデンティティだ。一方で、今夏にアーセナルへ移籍したマルティン・スビメンディのように、主軸が引き抜かれた場合、若手で穴を埋めるのはなかなか難しい。
昨シーズンにまさかの11位に沈んだソシエダは、新シーズンはヨーロッパカップ戦復帰が至上命題のはず。だが、ここまでは補強が進んでおらず、久保も危機感を抱いていたのだろう。
「いい発言かどうかは分からない」
だが、セルヒオ・フランシスコ新監督が「彼が野心を表現するのは素晴らしいと思うが、チームの質については同意できない」と指摘するなど、物議を醸したこのコメントについて、2-1で勝利した25日の横浜FC戦後、久保は日本の記者陣にこう語った。
「いい発言かどうかは分からないですね。実際、みんなに謝ってるんで。ある程度の覚悟があったとはいえ、メディアにする発言だったか、と言われたら、そうではなかったかもしれない。ただ、僕も会長とかと話して、契約延長をしているので、言いたいことは言わないと、もったいないなと」
主力を担う24歳は「みんなが今に満足せず、いい選手が来たら自分のポジションが脅かされるから来ないでほしいなって選手は、サッカーをやるべきじゃないと思う。レベルの高い選手が来るのは、どのチームも歓迎なはずなので」と言葉を続けた。
ソシエダへの愛情はもちろん、タイトルを目指すというプロジェクトに魅力を感じたからこそ、契約延長にサインをした。なのに、毎シーズンのように主力が去り、代わりの補強もままならない状況に、思うところがあったようだ。
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)
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「いい発言かどうかは分からないですね。実際、みんなに謝ってるんで。ある程度の覚悟があったとはいえ、メディアにする発言だったか、と言われたら、そうではなかったかもしれない。ただ、僕も会長とかと話して、契約延長をしているので、言いたいことは言わないと、もったいないなと」
主力を担う24歳は「みんなが今に満足せず、いい選手が来たら自分のポジションが脅かされるから来ないでほしいなって選手は、サッカーをやるべきじゃないと思う。レベルの高い選手が来るのは、どのチームも歓迎なはずなので」と言葉を続けた。
ソシエダへの愛情はもちろん、タイトルを目指すというプロジェクトに魅力を感じたからこそ、契約延長にサインをした。なのに、毎シーズンのように主力が去り、代わりの補強もままならない状況に、思うところがあったようだ。
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