伊藤洋輝の“現在地”が明らかになった。

　26歳の日本代表DFは昨夏、ドイツ屈指の強豪バイエルン・ミュンヘンに加入したものの、プレシーズンマッチで右足中足骨を骨折。長期離脱を強いられた後、２月に行なわれたチャンピオンズリーグのセルティック戦で、ようやく新天地デビューを果たした。

　しかし、翌月に同箇所を負傷。再手術を強いられ、そのままシーズンを終了していたなか、一歩ずつ復帰への歩みを進めている。

　現地メディア『Bild』が７月22日付けで、「ヒロキ・イトウは、３月末に中足骨骨折を負って以来、火曜日に初めてトレーニング場でジョギングを再開した」と報道。「ヒロキ・イトウに明るい兆し！」とレポートしている。

「手術から４か月後、イトウはリハビリトレーナーのシモン・マルティネロの監督下で、10時５分から30分間、ジョギングを行なった。日本代表選手にとってピッチへの復帰は、カムバックへの道のりで小さな希望の光となっている」
 

　ただ、同メディアはあくまで冷静である。「イトウのリハビリには引き続き最大限の注意が必要だ！」と釘を刺している。

「１年間で３度の中足骨骨折を経験したイトウは、特に慎重かつ時間的プレッシャーなしに回復を促す必要がある。この多才なDFの復帰時期はまだ不明だ。バイエルンでは最近、イトウの離脱期間が10月まで続く可能性があると内部で囁かれている」

　デビューシーズンは公式戦８試合、282分の出場に留まり、『Bild』は「まさに悪夢のようなシーズン」と表現した。伊藤は苦難を乗り越え、バイエルンの重要戦力となれるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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