ブンデスリーガ王者のバイエルンは、今夏の補強候補のひとりにブライトンの三笘薫をピックアップしていたと取り沙汰されてきた。だが、日本代表アタッカーは残留を望んでいるとされ、獲得は実現していない。

　そんななか、『TRIBUNA.COM』は、独大手紙『Bild』の情報を元に、「バイエルンの選手獲得難が話題になっているだけでなく、クラブの移籍ビジネスの進め方も疑問視されている」と報じた。

「ビルト紙によると、業界関係者の間では、王者バイエルンの動き、特にブライトン所属の三笘薫選手への消極的なアプローチについて、困惑と驚きが広がっているという」
 

　何が問題だったのか。同メディアは「左サイドのターゲットと目されていた28歳の日本人ウインガーは、当初バイエルンから連絡を受け、クラブのプランについて説明を受けた。しかし、その後、バイエルンと更なる交渉は行われず、バイエルン側も公式に連絡を取らなかった」と指摘した。

「バイエルン・インサイダーのポッドキャストによると、ある業界専門家は、バイエルンは選手と明確な意思疎通をせずに『少しだけコンタクトを取る』ことが多いと述べ、『プランAなのかプランBなのか誰もわからない。多くの人がプランCのような感覚を抱いている』と付け加えた」

　記事は「このアプローチは代理人の仕事を複雑にしていると報じられている。バイエルンが実際にどれほど真剣に関心を持っているのか不透明なため、多くの代理人が他を探すことになるからだ」と続けた。

　本気で獲得を狙っているのか。超名門クラブのはっきりしない態度が、代理人を困惑させているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】長澤まさみ、広瀬すず、今田美桜らを抑えての１位は？ Jリーガーが好きな女性タレントランキングTOP20を一挙紹介

【記事】「お前、選手か？スタッフか？」元日本代表主将が“屈辱”の経験。クラブW杯出場チームにホームの練習施設から追い出され…