スコットランドでゴールを量産した後、フランスで苦難の時を過ごした日本代表FWは、イングランドで完全復活なるか。

　古橋亨梧はセルティック３年半で85ゴールという実績を引っ提げ、今年１月にレンヌに移籍。欧州５大リーグへステップアップを果たしたものの、リーグ・アンでの2024-25シーズン後半戦は、出場６試合で０ゴール０アシストで終わった。

　来夏には北中米ワールドカップがある。大舞台に立つ権利を得るためには、所属クラブでの出場機会確保が求められるなか、今夏に移籍を決断。半年でレンヌを去り、チャンピオンシップ（イングランド２部）に昇格したバーミンガムに新天地を求めた。
 

　スコットランド紙『Daily Record』によれば、ウォルバーハンプトンやマザーウェルのOBで、サンフレッチェ広島でもプレー経験があるドン・グッドマン氏が、このセルティック元エースに言及。「キョウゴ・フルハシは素晴らしい新戦力だ。彼は優秀な選手だよ。間違いない」と称えた上で、スコットランドリーグ（SPFL）との違いについて次のように語った。

「彼はチャンピオンシップのディフェンスを苦しめる手強い存在になるだろうが、彼１人では昇格は達成できない。チーム全体の他の分野も機能し、彼にチャンスを提供する必要があるだろう。

　セルティックの一員としてSPFL でプレーする場合、必ず試合を支配し、試合に勝ち、チャンスを得られ、ほとんどの試合で比較的楽に戦える。バーミンガムではそうはいかない。彼らは懸命に戦う必要があるが、本当に本当に良い選手を獲得した。ファンが愛する働き者の選手だ。ファンは彼を見るのを絶対に楽しむだろう」

　リーズ生まれで、イングランド国籍の59歳は最後に「キョウゴはハングリー精神と強い思いを持つ選手だ。チャンピオンシップの守備陣にとって本当に厄介な存在となるだろう」と伝えた。バーミンガムの新FWを高く評価していることは間違いない。

　イギリスはイギリスでもスコットランドではなく、イングランドで再出発する30歳のサムライ、古橋。新たなチームメイトである岩田智輝、藤本寛也と共に、世界最高峰のプレミアリーグ行きを目ざす。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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