７月12日に開催されたE-１選手権の第２戦で、日本代表は中国代表と龍仁ミルスタジアムで対戦。11分に細谷真大、63分に望月ヘンリー海輝がゴールを奪い、２－０で下した。６－１で大勝した香港との初戦から２連勝を果たし、ホスト韓国との最終戦を前に連覇に大手をかけた。

　森保ジャパンが順調に白星を重ねる一方、韓国に０－３で敗れて黒星発進を強いられた中国は２連敗に。６位中５位で敗退した北中米W杯の最終予選に続いて大苦戦しており、国内はフラストレーションが充満しているようだ。

　中国メディア『直播吧』によれば、現地の著名コメンテーターで、生中継に出演したドン・ルー氏が、自国の代表チームを率いるデヤン・ジュルジェヴィッチ監督を猛批判。望月に追加点を浴びた直後に、次のように言い放った。

「ジュルジェヴィッチがなぜ選手交代をしないのか、本当に理解できない。理解不能だ。それに20番（俵積田晃太）は後半明らかに脅威なのに制限せず、シエ・ウェンノンもついていけなかった。この攻撃を見てみれば、モチヅキの個人能力はまだ高い一方で、バ・ドゥンは疲れ果てていた」
 

　過激な糾弾は続く。同氏はさらに、こう訴えた。

「これは完全に監督の問題だ。中国サッカー協会、信じてくれ。彼は絶対に優秀な監督ではない。少なくとも、試合の展開を読む能力が極めて劣っている。私のような資格のない人間でも、この試合のこの局面を指摘できる。試合をこのまま続ければ、もう終わりだ」

　ジュルジェヴィッチ監督は58歳のセルビア人指揮官。直近では中国のU-20代表を率いていたなか、ブランコ・イバンコビッチ監督の解任に伴い、今大会の直前に臨時でA代表に昇格した。ただ、状況は改善できていない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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