現地７月９日に開催されたクラブ・ワールドカップの準決勝で、シャビ・アロンソ新監督が率いるレアル・マドリーが、欧州王者のパリ・サンジェルマンと対戦。開始６分でまずい守備対応から先制を許したのを皮切りに、あれよあれよと失点を重ね、０－４で惨敗した。

　クラブ公式サイトによれば、今大会からかつてプレーしたクラブを率いる43歳の指揮官は、「クラブ・ワールドカップは『私たちとは何か』、そして改善すべき点をたくさん教えてくれた。これは今シーズンの終わりであり、次のシーズンの始まりではない。この期間からポジティブなものを持ち帰る」と立て直しを誓った。
【動画】あまりにまずいプレー…大量失点のきっかけとなった守備対応

　自分たちを粉砕したパリSGは、５月31日のチャンピオンズリーグの決勝でもインテルを５－０で大勝するなど、ルイス・エンリケ監督のもと猛威を振るっている。

　アロンソ監督から見ても、その強さは圧倒的であるようだ。

「彼らは何年も一緒にプレーしており、信じられないほどのレベルにある。私たちだけが負けたわけではない。彼らとの対戦は難しいよ。彼らが非常に良い状態にある事実を受け入れなければならない」

　長きに渡ってマドリーの大黒柱として活躍したルカ・モドリッチは、今季限りで退団。ゆえに、このパリSG戦がラストマッチとなった。

「これは望んだ結末ではない、苦い結末だ。しかし彼は今日の試合ではなく、他の素晴らしい試合で記憶されるだろう。彼はワールドフットボールとレアル・マドリーのレジェンドだ。今日プレーした25分よりも、多くの良い出来事で記憶されるだろう」

　英雄モドリッチが去る一方で、新生マドリーの戦いは新シーズンから本格的にスタートする。 

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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