イングランド２部に昇格したバーミンガムは現地７月６日、ポルトガル１部ジウ・ヴィセンテを契約満了で退団したMF藤本寛也を獲得し、３年契約を結んだと発表した。

　同クラブには同じく新戦力のFW古橋亨梧と、３部制覇に大きく貢献したMF岩田智輝も在籍しており、日本人トリオが誕生した。

　山梨県出身で26歳の藤本は、2020年夏に東京ヴェルディからジウ・ヴィセンテに加入し、海外初挑戦。２年目からは10番を背負うなか、直近の2024-25シーズンはリーグ戦30試合に出場し、５ゴール５アシストをマークした。

　イングランドで新たな一歩を踏み出す藤本は、早速クラブ公式のインタビューに対応。英語で次のように語った。

「ここに来ることができて、本当に興奮しています。ファンの前でのプレーが楽しみです。僕は今26歳で、プレミアリーグで戦うことが夢です。このチームは、非常に高い志とプロジェクトを持っているので、ここに来たいと思ったのです。昨シーズンから興味深い存在でした。スタジアムの雰囲気もファンも本当に素晴らしいです。とても楽しみにしています」
【動画】「So my dream is…」藤本が英語で語る！熱いインタビュー

　イングランド２部では多くのサムライ戦士がプレー。そして１部であり、世界最高峰のプレミアリーグでも定期的に日本人対決が実現している。

　ポルトガルで実力を示してきた新戦力は、「多くの日本人選手がここ（イングランド）でプレーしています」と言い、こう自信を示した。

「彼らは良いプレーをしています。でも、僕も同じかそれ以上のパフォーマンスを披露できると思います。だからここに来たかったのです。僕はチャンスを作り、後方から前方へ繋ぐプレーメーカーであり、守備でも貢献できます。チームを助け、より良い選手になりたいです」

　46試合制の３部で勝点111を積み上げ、圧倒的な力を示したバーミンガムを２年連続昇格に導けるか。岩田、古橋、藤本。日本人トリオの世界最高峰を目ざす戦いが始まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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