６月28日に開催されたJ１第22節で、勝点14で最下位に沈む横浜F・マリノスが、同22で17位の湘南ベルマーレと敵地で対戦。１－１のドローで終わり、新体制初勝利はまたもお預けとなった。

　公式戦４連敗中でその間ノーゴールの横浜FMは、鋭い出足を見せ、チャンスを作りながら、先制点を奪えずにいると、41分に平岡大陽にヘッドで被弾。それでも、61分に天野純の絶妙なお膳立てで、エウベルがようやく得点を挙げる。ただ、終盤の猛攻は実らず、勝ち越し点は奪えなかった。

　今月19日にパトリック・キスノーボが退任して以降、今季３人目の指揮官としてマリノスを率いる大島秀夫は試合後、「今日の選手のプレーを見たら、やっぱり勝点３が欲しかったのが正直な気持ち」と伝えた。そのうえで、試合内容に関しては、次のように語った。

「中２日で、３連戦の最後だけど、変わらず前半からアグレッシブにやることを徹底して臨んだ。終始というか、アグレッシブなプレーが出せたので、内容はすごく良かったと思う。だけど、先制点を与えてしまうところはまだまだ未熟。僕も含めて改善していければと思う」
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　この勝点１をクラブ史上初の降格回避へどう繋げるか。自身もかつてトリコロールのユニホームを身にまとってプレーした45歳の新監督は、最後にこう口にした。

「勝点１だったけど、大きな１だと思っている。ここからもう１回。この内容なので、ポジティブに取って自信を持って取り組んでいけばきっと（もっと勝点や得点を）取れると確信している」

　次節は横浜ダービーだ。大島体制４戦目で浮上のきっかけを掴めるか。降格回避へ残された時間はそう多くない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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