ブンデスリーガ王者のバイエルンは、トーマス・ミュラーとレロイ・ザネの退団が決定。攻撃陣の再編が求められるなかで、自国の“天才”フロリアン・ヴィルツの獲得に失敗（リバプールに移籍）し、アスレティック・ビルバオのニコ・ウィリアムスの争奪戦でもバルセロナにリードを許している。

　ニコ・ウィリアムスの次善の策としてブライトンの三笘薫の名前が挙がるなか、日本代表アタッカーを２人獲得する可能性もあるようだ。スぺインの報道によれば、レアル・ソシエダの久保建英の補強を画策しているという。

　大手紙『SPORT』は６月21日、「ヴィルツの退団後、クボは選択肢となるのか？」と題した記事を掲載。「クボは、今回の移籍市場で注目すべきキープレーヤーの一人となるだろう。ソシエダのあらゆるレベルでの変革と時を同じくして、プレミアリーグとブンデスリーガの両方で注目を集めていることを考えると、サン・セバスティアンでのプレーを終える可能性もある」と伝えた。

「この日本人ストライカーは最近、ドイツのチームと良好な関係を維持している新しい代理店Sport360と契約を結んだ。エスタディオ・デポルティボの報道によると、バイエルンはクボに興味を示しているチームの一つだ。これまで一度も獲得を試みたことはないものの、クボを常に高く評価してきた」

「この状況は今夏に変わる可能性がある。同メディアによると、バイエルンはレロイ・ザネの退団を受け、代理人を通じてクボの獲得の可能性について協議しているという。最初の接触は簡単なものだったものの、関心は依然として残っている。獲得を目ざしたヴィルツの獲得に失敗したバイエルンは、より低コストの代替案として、この日本人選手を狙っている」

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　ただ、安くない移籍金が障壁となるようだ。「レアル・ソシエダはどの選手も安値で売却したくないため、クボも例外はないだろう。この日本人選手の契約解除金は6000万ユーロでバイエルンもイングランドのクラブも要求に応じるつもりはない」と見立てている。

「一方、選手自身は今夏の移籍を否定していない。サン・セバスティアンに別れを告げる場合、フロリアン・プレッテンベルグ記者によれば、この日本人選手はプレミアリーグでのプレーを希望している。レアル・ソシエダが移籍交渉に合意しない限り、彼の移籍は複雑な状況となるだろうが、サン・セバスティアンのクラブはイングランドのクラブとバイエルン・ミュンヘンからの関心を認識している」

　久保と三笘、日本が誇るスタープレーヤの去就に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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