日本代表はすでに北中米ワールドカップ出場を決めているため、アジア最終予選の残り２試合のメンバーを大幅に変更。初招集が７人で、久々の復帰組も多く、非常にフレッシュな構成となったなか、オーストラリアに０－１で敗れ、インドネシアに６－０で大勝した。

　今回のメンバーを改めて振り返ってみた際に、湘南ベルマーレ勢の躍進が目につく。同クラブ所属で、インドネシア戦で初キャップながら堂々たるパフォーマンスを披露した鈴木淳之介をはじめ、遠藤航（リバプール）、大橋祐紀（ブラックバーン）、町野修斗（キール）、谷晃生（FC町田ゼルビア）も湘南出身だ。

　現在21歳の鈴木は、クラブ公式のインタビューで、代表デビューは緊張したか問われ、「めちゃくちゃしました」と回答。「前の日は寝れなかったので、それも含めて良い経験でした。試合に入っちゃえば、何とかなったんですけど、それまでが大変でした」と明かした。

　湘南OBとの交流という面においても非常に充実した日々となったようだ。「色々話してくれたり、散歩に誘ってくれたり。助かりました」と先輩たちに感謝した。
【画像】真野恵里菜、平愛梨、高梨臨…新旧日本代表を支える”タレント&モデルの美人妻たち”

　一方、森保ジャパンのキャプテン遠藤は、インドネシア戦後の取材対応で鈴木を絶賛。「１対１の部分でも強かったし、ビルドアップの関わり方も良かった。もちろん、もっともっと改善できるところはあると思いますけど、個人のパフォーマンスって意味ではすごく良かったと思います」と３バックの左でフル出場した11歳下の後輩を褒め称えた。

　キックオフ前の整列は隣同士だった。遠藤から見てあまり緊張している様子はなく、「（スタンドで掲げる）彼のタオルマフラーを見つけたので、『淳之介のあるよ』って言っただけ」だという。

　遠藤はまた、自身と同じく中盤と最終ラインをこなせ、ポリバレント性も魅力である鈴木の将来的な海外挑戦に言及。次のように語った。

「湘南も若い選手たちを育成して海外に出すのを多分目ざしているとは思う。もちろん移籍されることは、チーム状況を考えたら中々難しいかもしれないですけど、選手にとって何が１番良いかを考えているクラブだとは思う。彼が海外志向あるのか分からないですけど、またそうやって海外に出て成長していく姿をこれから期待したいなと思います。

　彼は多分起用というか、僕もそれは同じ感覚というか、サイドバックもできると思うし、ウイングバックもできるんじゃないかな。でも、どこで最終的に勝負するかは、もしかしたら海外に出ていく上では大事かもしれないし、そこら辺は多分、色々また悩みももしかしたらあるかもしれないですけど」

　クラブ伝統のハードワークを信条に、湘南戦士がまた１人海を渡り、世界へ羽ばたくのか。Jリーグでのパフォーマンスを含め、さらなる躍進に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【記事】「がっかりしたよ」欧州名門主将が日本人エースの退団に本音「僕らの主役だったのに…」

【記事】「ボール回し１つ見てもすごく上手い」久保建英が初招集の日本代表戦士に感嘆！「昔の自分を見ているよう」
 
【画像】絶世の美女がずらり！C・ロナウドの“元恋人＆パートナー”たちを年代順に一挙公開！