「自分もプロだと。メンタル的にぶれずに闘えた」
天皇杯の1回戦でJ2のRB大宮アルディージャに1-0で勝利し、2戦連続ジャイアントキリングを狙って長崎の地に乗り込んだ筑波大学。結果はV・ファーレン長崎に1-2で敗れたが、浦和レッズに加入が内定している190センチの大型GK佐藤瑠星は、1回戦同様にまさに守護神と呼ぶにふさわしいビッグセーブを連発した。
開始5分に出鼻を挫かれる形で失点し、24分にビルドアップのミスを突かれて追加点を奪われた。プロ相手にいきなりの2失点。あと1点入れば、ほぼ勝負がついてしまう危機的な状況で、佐藤は凄まじい存在感を放った。
2失点目直後の25分、ゴール前でボールを持ったフアンマ・デルガドと1対1に。佐藤は素早く前に出て面を作ると、フアンマの強烈なシュートを横っ飛びでブロック。ペナルティエリア内左にこぼれたボールに対し、「まだ僕のリアクションで行ける距離だったので、相手も来ていたけど、僕は手を使えるので迷わずにダッシュした」と、すぐに起き上がって駆けだした。
相手が2人、ボールを拾おうとしているなか、飛び込んだ佐藤は身体を投げ出して左手首を力強く返しながら、ボールを大きく外にかき出した。
圧巻の2連続セーブ。息の根を止められそうになった瞬間に飛び出したこのビッグプレーが、チームを完全に生き返らせた。
後半に入ると試合は一進一退の攻防となり、筑波大もチャンスを創出するようになる。一方で59分には再びピンチに見舞われる。CKの流れからMF名倉巧に決定的なループシュートを放たれるが、佐藤が防ぐ。「ボールの軌道をしっかりと捉えることができた」と、バックステップから右手でボールをはたき落として難を逃れた。
守護神に背中を押されたチームに69分、好機が訪れる。エースストライカーの内野航太郎が惜しいヘディングシュートを放つ。そして後半アディショナルタイムにFW小林俊瑛が豪快な右足シュートを決め、1点差に詰め寄った。
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開始5分に出鼻を挫かれる形で失点し、24分にビルドアップのミスを突かれて追加点を奪われた。プロ相手にいきなりの2失点。あと1点入れば、ほぼ勝負がついてしまう危機的な状況で、佐藤は凄まじい存在感を放った。
2失点目直後の25分、ゴール前でボールを持ったフアンマ・デルガドと1対1に。佐藤は素早く前に出て面を作ると、フアンマの強烈なシュートを横っ飛びでブロック。ペナルティエリア内左にこぼれたボールに対し、「まだ僕のリアクションで行ける距離だったので、相手も来ていたけど、僕は手を使えるので迷わずにダッシュした」と、すぐに起き上がって駆けだした。
相手が2人、ボールを拾おうとしているなか、飛び込んだ佐藤は身体を投げ出して左手首を力強く返しながら、ボールを大きく外にかき出した。
圧巻の2連続セーブ。息の根を止められそうになった瞬間に飛び出したこのビッグプレーが、チームを完全に生き返らせた。
後半に入ると試合は一進一退の攻防となり、筑波大もチャンスを創出するようになる。一方で59分には再びピンチに見舞われる。CKの流れからMF名倉巧に決定的なループシュートを放たれるが、佐藤が防ぐ。「ボールの軌道をしっかりと捉えることができた」と、バックステップから右手でボールをはたき落として難を逃れた。
守護神に背中を押されたチームに69分、好機が訪れる。エースストライカーの内野航太郎が惜しいヘディングシュートを放つ。そして後半アディショナルタイムにFW小林俊瑛が豪快な右足シュートを決め、1点差に詰め寄った。
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しかし、その後のCKからDF池谷銀姿郎が放ったヘディングシュートはバーを超えて得点ならず。試合はそのままタイムアップ。悔しい結果となったが、筑波大はJ2のタレント集団を相手に最後まで接戦を繰り広げた。
「悔しいのが一番ですが、あそこ(25分のシーン)でやられていたら試合を決定づけられていたので、あの局面でいつも練習からこだわってやっていたセーブや、セカンドボールへのリアクションがしっかりと出せたことは良かったと思います。
今日は相手がプロだからではなく、自分もプロだと思ってやった。自信を持ってやれたし、メンタル的にぶれずに闘えたことを今後につなげていきたい」(佐藤)
筑波大の守護神として、J1のビッグクラブである浦和の内定GKとして。佐藤は日常で積み重ねてきたものを平常心で表現したからこそ、この天皇杯で何度もチームのピンチを救うプレーができた。
「レッズは日本を代表して、(クラブW杯で)アメリカに行っている。僕は帯同できないけど、筑波大で頑張る姿を見せ続けることで、必ずレッズに貢献できる時が来ると思っています」
この日のピーススタジアムには、母校の大津高の恩師である平岡和徳テクニカルアドバイザーの姿があった。「勝つところを見せたかったんですが、これからもっと活躍して恩返ししていきたい」と熱い思いを口にした佐藤は、残りの大学生活でよりGKとしてスケールアップし、来年は即戦力として名手・西川周作が待つポジション争いに挑む。着実に力を積み上げ、手にした自信と共に。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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