オフシーズンになると、サポーターは主力選手の去就に一喜一憂することになる。終わったばかりのシーズンで活躍し、様々なクラブからの関心が噂になればなおさらだ。

　セルティックのファンも、前田大然の今後を気にしているだろう。１月に古橋亨梧がフランスに移籍して以降、前田はウイングからCFにポジションを変更。得点力を爆発させ、公式戦33ゴールを記録し、スコットランドの年間最優秀選手に選ばれた。

　それだけに、注目度も高まっている。直近ではジョゼ・モウリーニョが率いるトルコの強豪フェネルバフチェが、2500万ポンド（約48億円）を用意しているとも騒がれたところだ。

　そんななか、トルコへの移籍をめぐるビッグニュースが取り沙汰された。バイエルンとの契約が満了となるレロイ・ザネが、イスタンブールに向かうというものだ。ガラタサライに加入するという。

　これを受け、セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』は６月11日、「マエダにフェネルバフチェ移籍の噂があり、ザネ獲得なら彼の移籍が除外されることになる。ザネは左ウイングでプレーするので、マエダの普段のポジションと重なるからだ」と報じた。

「だが、そうはならない様子だ。11日、ファブリツィオ・ロマーノ記者はザネがガラタサライに移籍すると報じた。セルティックのサポーターにとって朗報ではない。フェネルバフチェの扉が開いたままとなるからだ」

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　セルティックファンや地元メディアは、引き続き前田退団の可能性を危惧しなければならないということだ。同メディアは「もちろん、セルティックのファンはマエダがなぜフェネルバフチェに移籍したがるのかと不思議に思うだろう。だが、お金はモノを言う」と続けた。

「どんな選手でも金額次第で去るかもしれないことを、セルティック上層部は何度も示してきた」

「トルコでの報道によると、移籍金は2500万ポンドからで、トッテナムからの関心もあるにもかかわらず、フェネルバフチェはあらゆる手を尽くしてマエダ獲得を目ざすという」

　セルティックで愛されている前田が、この夏どのような決断を下すか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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