6点では少ないくらいじゃないかな
日本代表は6月10日、ワールドカップ・アジア最終予選の最終節で、インドネシア代表と対戦して6-0で大勝した。
インドネシアとの質の差が出たゲームだった。通常だったらアジア2次予選で出てくるようなチームだから、これぐらいはやってもらわないといけない。喜んではいけないよ。6点では少ないくらいじゃないかな。
前節のオーストラリア戦では、相手の守備ブロックに苦戦して0-1で敗れた。その後の試合だったから、対戦相手のレベルの違いを大きく感じた。
多くの選手が得点を決めたなかでも、特に鎌田、遠藤、久保は貫禄があったね。若手もいるメンバーのなかで、この3人はさすがのパフォーマンスだった。
気になったことのひとつに、テレビが選手たちの激しいサバイバルと銘打っていたけど、このインドネシア戦でワールドカップに行ける選手が決まるわけではない。選手たちがみんな一生懸命アピールをしていたのは確か。でもこの時点では、まだサバイバルではない。それが始まるのはこれからだよ。盛り上げるのはいいけど、今、サバイバルというフレーズを使うのは違う。
そのなかで佐野兄弟も出場したし、ほかにも若い選手がいたなかで、今回サッカーに詳しくないファンが名前を覚えたプレーヤーは、そんなにいなかったと思う。それだけ大きなインパクトを残す選手はいなかった印象かな。
【画像】日本代表のインドネシア戦出場16選手&監督の採点・寸評を一挙紹介! 4人が7点台の高評価! MOMは別格だった15番
インドネシアとの質の差が出たゲームだった。通常だったらアジア2次予選で出てくるようなチームだから、これぐらいはやってもらわないといけない。喜んではいけないよ。6点では少ないくらいじゃないかな。
前節のオーストラリア戦では、相手の守備ブロックに苦戦して0-1で敗れた。その後の試合だったから、対戦相手のレベルの違いを大きく感じた。
多くの選手が得点を決めたなかでも、特に鎌田、遠藤、久保は貫禄があったね。若手もいるメンバーのなかで、この3人はさすがのパフォーマンスだった。
気になったことのひとつに、テレビが選手たちの激しいサバイバルと銘打っていたけど、このインドネシア戦でワールドカップに行ける選手が決まるわけではない。選手たちがみんな一生懸命アピールをしていたのは確か。でもこの時点では、まだサバイバルではない。それが始まるのはこれからだよ。盛り上げるのはいいけど、今、サバイバルというフレーズを使うのは違う。
そのなかで佐野兄弟も出場したし、ほかにも若い選手がいたなかで、今回サッカーに詳しくないファンが名前を覚えたプレーヤーは、そんなにいなかったと思う。それだけ大きなインパクトを残す選手はいなかった印象かな。
【画像】日本代表のインドネシア戦出場16選手&監督の採点・寸評を一挙紹介! 4人が7点台の高評価! MOMは別格だった15番
キャプテンマークを巻いて出場した久保は確かに良いプレーをしていて、大きく取り上げられていたけど、個人的には鎌田のほうがはるかに良かったと感じた。国の代表は全員がキャプテンであるべきで、ブラジルでキャプテンの役割は、あくまで陣地を決めるじゃんけんをする人。日本もみんながキャプテンシーを持つべきだと思うよ。
ブラジルやアルゼンチン、フランスなど世界の強豪国ではほとんどの選手が全員、存在感がある。「キャプテンだから存在感がある」や「キャプテンの責任感」は、日本だけで使われている言葉じゃないかと思う。
いずれにせよ、ワールドカップまでにいかに準備ができるか。あと1年といっても、チームで集まれる機会は少ないし、時間はない。
ここからは、本番のシミュレーションとして、強い相手と試合をしないといけない。南米やヨーロッパのように、毎試合レベルの高いチームと戦える環境がアジアにはない。だからこそ世界の強豪と肩を並べていくためにも、対戦相手選びは重要だよ。
いろんなことを言ったけど、オーストラリア戦で負けていたこともあって、インドネシア戦の結果はある程度、ストレス解消にはなったのは間違いないね。
【著者プロフィール】
セルジオ越後(せるじお・えちご)/1945年7月28日生まれ、79歳。ブラジル・サンパウロ出身。日系ブラジル人。ブラジルではコリンチャンスやパウリスタなどでプレー。1972年に来日し、日本では藤和不動産サッカー部(現・湘南ベルマーレ)で活躍した。引退後は「さわやかサッカー教室」で全国を回り、サッカーの普及に努める。現在は解説者として、歯に衣着せぬ物言いで日本サッカーを鋭く斬る。
【記事】「日本に弄ばれた」「豪州から勝ち方を学んでこい」0-6完敗のインドネシアに母国ファンは怒り爆発! 森保Jの強さには脱帽「ボールをまったく渡してくれない」「クレイジーなほど強い」
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ブラジルやアルゼンチン、フランスなど世界の強豪国ではほとんどの選手が全員、存在感がある。「キャプテンだから存在感がある」や「キャプテンの責任感」は、日本だけで使われている言葉じゃないかと思う。
いずれにせよ、ワールドカップまでにいかに準備ができるか。あと1年といっても、チームで集まれる機会は少ないし、時間はない。
ここからは、本番のシミュレーションとして、強い相手と試合をしないといけない。南米やヨーロッパのように、毎試合レベルの高いチームと戦える環境がアジアにはない。だからこそ世界の強豪と肩を並べていくためにも、対戦相手選びは重要だよ。
いろんなことを言ったけど、オーストラリア戦で負けていたこともあって、インドネシア戦の結果はある程度、ストレス解消にはなったのは間違いないね。
【著者プロフィール】
セルジオ越後(せるじお・えちご)/1945年7月28日生まれ、79歳。ブラジル・サンパウロ出身。日系ブラジル人。ブラジルではコリンチャンスやパウリスタなどでプレー。1972年に来日し、日本では藤和不動産サッカー部(現・湘南ベルマーレ)で活躍した。引退後は「さわやかサッカー教室」で全国を回り、サッカーの普及に努める。現在は解説者として、歯に衣着せぬ物言いで日本サッカーを鋭く斬る。
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