劇的な勝利の立役者。福森晃斗が圧巻の３アシストだ

　横浜FCは６月８日、ルヴァンカップのプレーオフラウンド第２戦でセレッソ大阪とホームで対戦した。

　アウェーでの第１戦は１－４。３点ビハインドで迎えた第２戦は、まずは45＋２分、森海渡のPK弾で先制に成功する。

　迎えた後半、84分にユーリ・ララ、89分に鈴木武蔵、そして延長前半の104分に櫻川ソロモンがネットを揺らす。これで合計５－４とし、奇跡の逆転勝ちで８強進出を決めた。

　流れのなかで生まれた３ゴールすべてをお膳立てしたのが福森だ。高精度のクロスをユーリ・ララへ、狙いすましたロングパスを鈴木へ、正確無比なCKを櫻川へ。自慢の左足が炸裂した。

　試合後のフラッシュインタビューで、背番号５は自分のミスで失点を招いた第１戦を振り返りながら「チームに迷惑をかけてしまったので、自分のミスは自分でしっかり取り返さなきゃいけないと思っていますし、そのなかでうまく、結果が出てくれたので良かった」と安堵する。
【動画】“ソロ専用”CKで決勝弾演出！ 福森晃斗が３アシスト目

　３アシストについて「誰でもいいから決めてくれと、すべてのボールに思いをこめて蹴っていました」という。

　そして決着をつけるチーム４点目に関しては、次のように明かす。

「いつもソロが『俺にくれ、俺にくれ』とうるさいので、ソロ専用じゃないですけど、ちょっと打点の高いボールを上げて、そこにソロが入ってきてくれて、うまく合わせてくれた。ソロのおかげで今日は勝てたんじゃないかなと思います」

　ルヴァンカップでクラブ史上初のプライムラウンド進出。福森は「自分たちはチャレンジャー。今日は喜びますけど、また次の試合に向けて、しっかり自分たちは良い準備をして、100％の力で一歩一歩、前に進めていければいいなと思います」と力をこめた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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