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「1800試合以上ベンチにいたが…」監督30年目にして初!稀代の名将がブラジル代表デビュー戦を語る「贈り物のようなものだ」

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2025年06月07日

残り3戦で首位アルゼンチンと勝点12差の4位。6位までが北中米W杯へ

監督30年目にして、初めて代表チームを率いるアンチェロッティ。(C)Getty Images

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 稀代の名将が監督キャリア30年目にして、新たな一歩を踏み出した。

 カルロ・アンチェロッティ監督が就任したブラジル代表が現地6月6日、北中米ワールドカップ南米予選で、エクアドル代表と敵地で対戦。ヴィニシウス・ジュニオール、リシャルリソンらが先発したなか、最後までゴールを奪えず、0-0で新体制初戦を終えた。

 残り3試合で首位のアルゼンチンと勝点12差の4位。6位までがワールドカップ出場権を手にできる。

 英公共放送『BBC』によれば、アンチェロッティ監督は試合後、ブラジル代表監督としての初陣をこう振り返った。

「代表チームを指揮した最初の試合で、私の心は特別な感情で満たされた。私は(クラブの)1800試合以上ベンチにいたが、この試合は特別だった。この最初の期間について評価できると思う。歓迎に満足しており、CBF(ブラジルサッカー連盟)と仕事ができて嬉しく思っている。私にとって、ここにいることは贈り物のようなものだ」
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 次は6月10日にホームで、3位のパラグアイと相まみえる。

「私たちは非常に質の高い選手を擁している。練習時間は限られているが、クオリティがあるため改善の可能性がある。攻撃面での改善は確実だ。今日は重要な選手であるラフィーニャ(1試合の出場停止)が欠場していた。よりリズム、機動性、強度のある試合をしなければならない。ホームグラウンドでそれを実現できると信じている」 

 65歳のイタリア人指揮官は、1992年から3年間イタリア代表のコーチを務めた後、1995年にレッジャーナで監督キャリアをスタート。以降、昨季まで率いたレアル・マドリーをはじめ、各国のメガクラブを渡り歩き、5度のチャンピオンズリーグ制覇など数々のタイトルをもたらした。

 ワールドカップ優勝からしばらく遠ざかり、陰りが見えるサッカー王国でも確かな手腕を発揮できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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