日本代表は６月５日、北中米ワールドカップのアジア最終予選で、オーストラリア代表と敵地パースで対戦。０－１で敗戦となった。

　前回の３月シリーズから14人も招集メンバーを変更した森保ジャパンは、スタメンもこれまでから大幅に変更。システムは３－４－２－１で、GKは谷晃生、３CBは右から関根大輝、渡辺剛、町田浩樹、ダブルボランチは佐野海舟と藤田譲瑠チマ、右ウイングバックは平河悠、左は俵積田晃太、シャドーは鈴木唯人と鎌田大地、センターフォワードは大橋祐紀が務めた。

　日本が立ち上がりから押し込む。A代表初選出の俵積田も左サイドから果敢に仕掛けて相手ゴールに迫るが、オーストラリアの守備ブロックに苦戦。スペースを生もうと藤田が縦横無尽に走るが、相手がなかなか隙を見せず、フィニッシュまで持ち込めない。

　28分には速攻からチャンス。町田からの鋭い縦パスを受けた鈴木唯が前を向き、ドリブルを開始する。中央を突破し、最後はペナルティエリア中央手前から右足で狙ったシュートはミートできず、大きくゴールの右に外れてしまう。

　37分、44分と平河が放った鋭いミドルシュートも得点には繋がらなかった。
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　後半は48分にピンチも。GK谷のパスミスから受けた相手のショートカウンターでは、守備陣が冷静にシュートブロックして事なきを得る。

　徐々に繋ぎのテンポが上がり、アタッキングサードまで何度も持ち込む。ただ最後の局面で、ラストパスやクロスの精度を欠いて、決定機が少ない。61分、ペナルティエリア右に抜け出した大橋のシュートは大きく枠の上へ。

　攻めあぐねる状況を打開したい日本は64分、俵積田と佐野海に代えて久保建英と中村敬斗を投入。73分には左サイドの中村がカットインから供給したクロスは、ファーサイドの平河に合わない。

　80分には久保が個人技で相手をかわし、ボックス手前から巻いたシュートを放つ。しかし、これもゴール右に外れる。すると90分、アジズ・ベヒッチにネットを揺らされ、失点。結局、このまま終了し、最終予選で初の黒星、無敗は８試合でストップとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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