現役時代はアジア制覇、天皇杯優勝も経験。中澤聡太はなぜ“フットボールエージェント”に転身したのか。移籍交渉だけじゃない仕事の裏側とは?【インタビュー】
カテゴリ:Jリーグ
2025年06月04日
「選手のためなら何でもするのがエージェントの仕事」
“サッカー選手のエージェント”と聞くと、選手に代わってクラブと移籍交渉する人を思い浮かべる。しかし、サッカー界で移籍が行なわれるのは、1年の中でマーケットが開いている夏と冬の限られた期間のみ。では、普段はどのようなことをしているのだろうか。
プロサッカー選手として、現役時代は柏レイソル、ガンバ大阪、川崎フロンターレなどでプレーし、G大阪時代にはアジアチャンピオンズリーグ(ACL、現:AFCチャンピオンズエリート)や天皇杯など多くのタイトル獲得に貢献。引退後はそのG大阪での強化部スタッフを経て、現在は株式会社ジャパン・スポーツ・プロモーション(JSP)に所属し、フットボールエージェントとして働く中澤聡太氏にエージェントの仕事について話を訊いた。
「よく『普段は何をしているの?』と聞かれます。メインの仕事はもちろん選手の契約交渉になりますが、エージェントは何をするというのは正直、決まっていません。要は選手のためなら何でもする。それぞれのエージェントによってスタイルも異なります。
移籍交渉はシーズンオフの時期がほとんどですが、エージェントが交渉の時にだけ現れるというのはなしだと思っています。自分としては『選手を見ること』に重きをおいていて、試合会場はもちろん、トレーニングを見るために練習場にも足を運んでいます。選手のコンディションやプレーの確認をしたり、彼らとコミュニケーションを取る。それが契約交渉の際のデータや物差しになります。
また、弊社では『VISONARY ATHLETE』というサービスを立ち上げており、競技面だけでなく、生活面やその後のキャリアを見据えた活動など、あらゆる面からサポートできる環境を整えています。僕が現役時代にも、このように何でも相談できる場所があればよかったなと思いますよ。気軽に何でも聞ける人がいるというのは全然違います」
プロサッカー選手として、現役時代は柏レイソル、ガンバ大阪、川崎フロンターレなどでプレーし、G大阪時代にはアジアチャンピオンズリーグ(ACL、現:AFCチャンピオンズエリート)や天皇杯など多くのタイトル獲得に貢献。引退後はそのG大阪での強化部スタッフを経て、現在は株式会社ジャパン・スポーツ・プロモーション(JSP)に所属し、フットボールエージェントとして働く中澤聡太氏にエージェントの仕事について話を訊いた。
「よく『普段は何をしているの?』と聞かれます。メインの仕事はもちろん選手の契約交渉になりますが、エージェントは何をするというのは正直、決まっていません。要は選手のためなら何でもする。それぞれのエージェントによってスタイルも異なります。
移籍交渉はシーズンオフの時期がほとんどですが、エージェントが交渉の時にだけ現れるというのはなしだと思っています。自分としては『選手を見ること』に重きをおいていて、試合会場はもちろん、トレーニングを見るために練習場にも足を運んでいます。選手のコンディションやプレーの確認をしたり、彼らとコミュニケーションを取る。それが契約交渉の際のデータや物差しになります。
また、弊社では『VISONARY ATHLETE』というサービスを立ち上げており、競技面だけでなく、生活面やその後のキャリアを見据えた活動など、あらゆる面からサポートできる環境を整えています。僕が現役時代にも、このように何でも相談できる場所があればよかったなと思いますよ。気軽に何でも聞ける人がいるというのは全然違います」
プロサッカー選手の多くは引退後、指導者や解説者、クラブのスタッフとして働くことが多いなか、なぜエージェントを志したのだろうか。
「現役時代、簡単な移籍というのは一度もなくて、『選手生命がこれでもう終わりかな』という厳しいタイミングばかりでした。そんな苦しい思いをするたびに、エージェントには支えられていて、自分が30代になった時ぐらいには、引退したらエージェントの職に就いて、選手にとってかけがえのない存在になれたらいいなと思うようになりました。
ただ自分がサッカー選手を引退して、すぐにエージェントの仕事をやっても言葉に深みがなかったり、信頼も掴めないと思います。だから引退後、ガンバ大阪の強化部で働かせていただけたのは大きかったですね。クラブ側からの目線でも選手のことを考えられるようになりました。その機会を与えていただいたガンバ大阪には本当に感謝しています。
選手としての経験が活きている部分もかなりあります。その選手の顔を見れば気持ちがわかることが多いですから。例えば、調子が良いのに起用されなくなったり、求められて移籍したはずなのに、いざ蓋を開けてみたら違ったなど、この状況きついだろうなというのは自分も経験してきたことなので共感できます。そんな時には話を聞いて、アドバイスするようにしています。選手を持ち上げることもなく、僕が上から言うこともない。お互い対等な関係で、良きパートナーだと思っています」
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「現役時代、簡単な移籍というのは一度もなくて、『選手生命がこれでもう終わりかな』という厳しいタイミングばかりでした。そんな苦しい思いをするたびに、エージェントには支えられていて、自分が30代になった時ぐらいには、引退したらエージェントの職に就いて、選手にとってかけがえのない存在になれたらいいなと思うようになりました。
ただ自分がサッカー選手を引退して、すぐにエージェントの仕事をやっても言葉に深みがなかったり、信頼も掴めないと思います。だから引退後、ガンバ大阪の強化部で働かせていただけたのは大きかったですね。クラブ側からの目線でも選手のことを考えられるようになりました。その機会を与えていただいたガンバ大阪には本当に感謝しています。
選手としての経験が活きている部分もかなりあります。その選手の顔を見れば気持ちがわかることが多いですから。例えば、調子が良いのに起用されなくなったり、求められて移籍したはずなのに、いざ蓋を開けてみたら違ったなど、この状況きついだろうなというのは自分も経験してきたことなので共感できます。そんな時には話を聞いて、アドバイスするようにしています。選手を持ち上げることもなく、僕が上から言うこともない。お互い対等な関係で、良きパートナーだと思っています」
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