両CBコンビは重心を破壊されて
現地時間5月30日、ブラジルのサンパウロでなでしこジャパンがブラジル女子代表との国際親善試合に臨んだ。ニルス・ニールセン監督の下、採用したシステムはもはやお馴染みの4−3−3。GKは山下杏也加、4バックは右から古賀塔子、熊谷紗希、南萌華、北川ひかる、2ボランチは宮澤ひなたと長野風花、トップ下が谷川萌々子で、3トップは右から浜野まいか、田中美南、藤野あおばだった。
コンディション不良で招集辞退の長谷川唯不在で、どう戦うか。それが見どころのひとつとなった今回のブラジル戦で、なでしこジャパンは序盤、相手のマンマーク気味のプレスに苦しんだ。10分に献上したPKをケロリンが失敗してくれたおかげで失点こそしなかったが、なでしこジャパンは劣勢を強いられた。
特に気になったのは、熊谷と南のCBコンビの“軽い守備”。相手に重心を破壊されてかわされる場面が目に付くなど、1対1の対応に不安をのぞかせた。
組み立てもままならない状況下で、なでしこジャパンは谷川のミスから28分に先制されると、42分には2点目を奪われる。いずれもドゥジーニャの個人技にやられた格好だが、この日のなでしこジャパンはそれ以外の局面でもスピード、テクニック、強さの全てでブラジルに圧倒された感があった。
【画像】長谷川唯のダブルピース、猶本光の決めカット、熊谷紗希のキラキラネイル...なでしこジャパンFIFA公式ポートレートギャラリー
コンディション不良で招集辞退の長谷川唯不在で、どう戦うか。それが見どころのひとつとなった今回のブラジル戦で、なでしこジャパンは序盤、相手のマンマーク気味のプレスに苦しんだ。10分に献上したPKをケロリンが失敗してくれたおかげで失点こそしなかったが、なでしこジャパンは劣勢を強いられた。
特に気になったのは、熊谷と南のCBコンビの“軽い守備”。相手に重心を破壊されてかわされる場面が目に付くなど、1対1の対応に不安をのぞかせた。
組み立てもままならない状況下で、なでしこジャパンは谷川のミスから28分に先制されると、42分には2点目を奪われる。いずれもドゥジーニャの個人技にやられた格好だが、この日のなでしこジャパンはそれ以外の局面でもスピード、テクニック、強さの全てでブラジルに圧倒された感があった。
【画像】長谷川唯のダブルピース、猶本光の決めカット、熊谷紗希のキラキラネイル...なでしこジャパンFIFA公式ポートレートギャラリー
長谷川不在の影響という以前に、なでしこジャパンは力の差を見せつけられた。ニールセン監督の下で培ってきた前線からのプレスはほとんど通用せず、呼吸さえ困難な時間帯もあった。ブラジルのカウンターの餌食になり、54分にはケロリンのゴールで0−3。藤野の奮闘が光り、最終盤に清家貴子のゴールで1点を返したものの、正直、手も足も出ない内容で完敗だった。
75分以降はそれなりに戦えたとの見方もあるだろうが、その時点でスコアは0−3である。なでしこジャパンが盛り返したというよりも、ブラジルがテンションを落としたと捉えるべきだ(結果は1−3)。
悪い意味で印象的だったのは、28分に谷川があっさりとボールを奪われたシーン。ボールロストした後のアクションがかなりスローで、切り替えの遅さという彼女のウィークポイントを露呈した場面でもあった。
2027年女子ワールドカップはブラジル開催。なでしこジャパンが世界制覇を目指すなら、今回の完敗を今後の糧にしないといけない。この日のようなパフォーマンスでは上位進出など不可能。反撃の狼煙になり得たPK(65分)を外していては、正直、勝機は見えない。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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