セルティックの旗手怜央は、以前からたびたび移籍の可能性が取りざたされている。

　直近では、セリエAのウディネーゼが関心を寄せ、試合にスカウトを派遣したとの報道があった。クラブ名は明かされていないが、フランスやドイツのクラブも興味を寄せていると言われている。この夏は、５大リーグへのステップアップが実現するか注目だ。

　ただ、セルティックにとって旗手が極めて重要な存在であることも周知のとおり。リーグ戦終盤で彼が負傷離脱し、チームがスコティッシュカップ決勝でアバディーンに敗れたことで、その存在感はさらに浮き彫りになった。それだけに、本当に手放してよいのかという声もある。

『Sports Illustrated』は５月26日、旗手の移籍について、「朗報となるのは、セルティックがハタテと別れる場合、長期契約を結んでいるため、どこに移籍するにしてもかなりの移籍金を得られることだ」と報じた。

「また、ケガをしているものの、比較的短期の離脱期間になるとみられ、移籍先となるクラブは当初予想されていたほどに気にする必要がない」

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　そのうえで、同メディアは「問題は、市場価値を上回るオファーでない場合、ハタテ放出を考えるべきなのかということだ」と続けている。

「中盤にタレントは豊富だ。しかし、ユニットとしては本当に証明されてはいない。ハタテが不在の間、クラブが彼を必要としたことは明白だった。最終的には、彼を放出するという考えは良くないとみられる。夏にそれが実現した場合、王者は短期・中長期的に後悔することになるかもしれない」

　今季、セルティックはシーズン途中に古橋亨梧を売却し、代役を確保しなかったことで騒がれた。だが、前田大然がCFとしてブレイクし、年間最優秀選手に選ばれる活躍でリーグ優勝に導いたのは周知のとおりだ。

　セルティックは旗手をとどめるべきなのか。選手は移籍を目ざすのか。今後の進展が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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