冨安健洋が所属するイングランドの名門アーセナルは、ブライトンの三笘薫への関心が取り沙汰されている。レアル・マドリーのロドリゴの代替案との報道もある。

　そんななか、英メディア『FOOTBALL FANCAST』は「彼はサカのような男だ。アーセナルは『アンリのようなフィニッシュをする』8000万ポンドのスター選手獲得に動いている」と見出しを打った記事を掲載。クラブのスーパーレジェンドである元フランス代表FWを引き合いに出し、次のように伝えた。

「プレーに明らかにティエリ・アンリ風の要素を持つ、プレミアリーグで実績のあるウインガーに関心を持っているという最近の報道に、ファンは興奮するはずだ」

　同メディアは、「この移籍の最大の障害はその価格かもしれない。先月の報道によると、ブライトンはスターウインガーに最高8000万ポンド（152億円）を要求しているという」と伝え、こう主張している。

「この夏の移籍はコストがかかり、複雑になりそうだが、ミトマの能力とサカとの比較を考えると、争って獲得する価値があるかもしれない」

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　そして、28歳の日本代表アタッカーと、アーセナルのエースである右ウイングのブカヨ・サカを比較。スタッツが類似していると紹介したうえで、「気まぐれな背番号７との類似点に加え、アルテタ監督とチームがシーガルズの信じられないほど楽しませてくれる左ウイングと契約すべき理由は他にもある」と見解を示している。

「例えば、プレミアリーグだけでも、尊敬されるアナリストのベン・マティンソンが『非常識な才能』と評したこの選手は、36試合に出場して10ゴールを決め、 ４アシストを記録した。平均すると、2.57試合で１ゴールに関与していることになる」

「さらに、川崎生まれのマエストロは数々のフィニッシュを繰り出せると証明しているが、おそらく最も効果的なのは左サイドから抜け出してファーコーナーにボールを蹴り込むもので、元チームメイトのクリスチャン・バージェスは彼のフィニッシュを『ティエリ・アンリのようなフィニッシュ』と評している」

　記事は「最終的には、かなりの金銭的努力が必要になるものの、ミトマはまさに来シーズンのアーセナルが必要としている選手である可能性があり、したがって、クラブはこの夏、彼と契約するためにできる限りのことをすべきだ」と締め括っている。

　8000万ポンドは、いわば「中東価格」でそれほど高くはならないだろが、すでに交渉中と言われているバイエルンなどとの争奪戦は、熾烈になりそうだ。

　構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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