現地時間５月25日に開催されたプレミアリーグ最終（38）節で、三笘薫を擁する８位のブライトンは、17位のトッテナムと敵地で対戦した。

　前節のリバプール戦（３－２）で途中出場直後にゴールを奪い、プレミアリーグで日本人初の二桁得点を達成した三笘は、再びベンチスタートとなった。一方、トッテナムと韓国代表の主将ソン・フンミンは、怪我でベンチからも外れた。

　開始17分、ヴィーファーがペナルティエリア内でテルを倒してしまい、PKを献上。これをソランキに決められ、４日前にマンチェスター・ユナイテッドとのヨーロッパリーグ決勝を制したトッテナムに先制を許す。

　30分にはヒンシュルウッドがCKにニアで上手く反応し、ヘディングシュートを放つが、GKヴィカーリオに阻まれる。

　同点弾を奪えずにいると、38分にカウンターから大ピンチを迎える。しかし、頼れる守護神フェルブルッヘンがビッグセーブを炸裂させ、２失点目は許さない。
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　０－１で前半を終えると、ハーフタイム明けに三笘とゴメスを送り込む。満を持してピッチに入った日本代表のエースは、後半開始直後から左サイドで鋭いアタックを続け、攻撃を活性化する。

　反撃を続けるなか、51分に三笘の仕掛けで得たCKからヒンシェルウッドが押し込み、ついに同点に追いつく。

　アウェーチームの勢い、猛攻は止まらない。64分にもCKからヒンシェルウッドがネットを揺らし、勝ち越しに成功する。絶好調の20歳は、ここ２試合で３ゴールとなった。

　さらに73分には、タイミング良くペナルティエリア左でパスを受けた三笘が、鋭いクロスを送り込むも、得点には繋がらない。

　その後も圧倒的に押し込むブライトンは、89分にオライリーがPKで、90＋３分にゴメスがスーパーなミドルシュートでダメ押し点をゲット。なお、ゴメスにラストパスを出した三笘にアシストが付いた。

　ブライトンは結局、４－１で圧勝。ヒュルツェラー体制１年目を３連勝、８位で締め括った。

　シーズン終盤は怪我の影響でスーパーサブの役割を担い、この日もゲームチェンジャーとして流れを引き寄せた三笘は、プレミアリーグ３年目を10ゴール４アシストで終えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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