マインツのMF佐野海舟は今シーズン、海外挑戦１年目ながら全試合にスタメン出場。得意のボール奪取能力を存分に発揮し、６位躍進に貢献した。

　走行距離がリーグ１位だった24歳に注目したのが、韓国メディア『Xports News』だ。「日本人MFがブンデスリーガ１位。393.7キロを走破」と見出しをうち、次のように伝えた。

「日本人MF佐野海舟が、2024-2025シーズンのブンデスリーガで最も走った選手に選ばれた。いまや、日本は『美しいサッカー」』を披露するだけでなく、走りも活発で、ためらうことなく走り続けている」

　同メディアは「佐野は日本が期待を寄せるセントラルMFだ。遠藤航の後継者とも称される。マインツ移籍１年目で、なぜ彼はその実力を発揮できたのだろうか？」と投げかけ、その特長をこう紹介している。

「マインツでは36試合、うちリーグ戦34試合に出場し、全て先発。3045分間のプレータイムを記録し、警告は３回受けたものの、レッドカードは一度も出ていない。サッカー統計サイト『Footmob』の採点によると、サノは現在リーグ平均7.23点を獲得している。これはチーム内で４番目に高い評価で、イ・ジェソン（7.22点）よりも高い。サノのパフォーマンスがいかに素晴らしいか、直感的に感じられるだろう」

「特に、ボール奪取後の素早い攻撃への切り替えが秀逸だ。また、脅威となる相手の攻撃をブロックし、安定させる能力も備えている。優れた危機察知能力とタックルによるインターセプト、正確な配給能力を持ち、攻守の繋ぎにおいて重要な役割を果たす。また、優れた運動能力も持ち合わせており、試合中休むことなく動き回る。そのおかげで、今シーズンのブンデスリーガで最高の活動レベルを誇った」

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　さらに、「彼の敏捷性とスピードはヨーロッパ屈指だ。守備だけでなく、攻撃展開においても重要な役割を果たす。柔らかいフットワークと柔軟な体の動きをベースに、速くて安定したパスを供給する。テンポをコントロールし、スムーズにボールの流れを繋ぐ能力を持つ選手だ」と絶賛した。

「このオールラウンドな能力はマインツにとって大きな助けとなった。チームは彼のパフォーマンスに満足し、彼はブンデスリーガの鉄人として知られるようになったのだ」

　走行距離だけではない。その万能ぶりに驚嘆しているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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