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“新プラン”発動か。ブラジル戦に臨むなでしこジャパンの指揮官が示唆した「千葉玲海菜と清家貴子のDF抜擢」

カテゴリ:女子サッカー

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2025年05月20日

ウイングが本職の千葉は今回「DF登録」

なでしこジャパンに変革をもたらすニールセン監督。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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 2025年5月16日、ブラジル女子代表との国際親善試合(開催地はブラジル/サンパウロで、現地5月30日、同6月2日に行なう)に臨むなでしこジャパンのメンバーが発表された。選手が記載されたリストで気になった点が、本職がFWの千葉玲海菜(フランクフルト)がDF登録されていた点だ。その狙いについて、なでしこジャパンのニルス・ニールセン監督はオンライン会見で次のように答えている。

「基本的には山本柚月(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)選手と同じように考えています」

 今回の会見で、ニールセン監督は山本のサイドバック起用を示唆。「トレーニングでテストして正確に決めたいですが、足りていないポジションがサイドバック。ですので、最初の考えとしてはサイドバック起用。ただ、攻撃力が強みの選手なのでいろいろと試したいですが、サイドバックのほうがプレイングタイムを増やせるはずです」と話していたのだ。山本と同じとは、つまり千葉もサイドバックでの抜擢を考えられているということだ。
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「千葉選手はシービリーブスカップでも活躍してくれて、信頼できます。ウイングが本来のポジションなのは理解していますが、今回サイドバックで新しいチャレンジをさせようと考えています。ただ、トレーニングの内容次第で攻撃的なポジションを任せる可能性はあります」

 そのうえで、指揮官はサイドバックとウイングに求める役割について自身の見解を示した。

「なでしこジャパンでは、どちらのポジションも攻撃的なスタンスが求められます。ウインガーがサイドバックにコンバートされても共通点が多いので馴染みやすいと考えています。清家貴子選手(ブライトン)も可能性としてサイドバック起用もあります」

 ニールセン体制下でメンバーが流動的なのは右サイドバック。ここで山本、千葉、清家はテストされるかもしれない。指揮官の“新プラン”に注目したい。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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