セルティックのエースだった古橋亨梧は、今冬にリーグ・アンのレンヌに移籍した。

　ワールドカップ出場を目ざして、ステップアップを果たしたはずだったが、フランスで直面したのは、信じ難い現実だった。

　移籍直後に就任したハビブ・ベイェ監督の信頼を勝ち取れず、ここまでわずか６試合（121分）の出場で、うちスタメンはデビュー戦の１度のみ。しまいにはメンバーからも外され、直近のニース戦で４試合ぶりにベンチ入りしたものの、出番はなかった。

　こうした状況に、古巣セルティックの地元紙『Daily Record』が反応。「キョウゴのセルティックでの地位は完全に崩れ去った」と見出しを打ち、こう綴った。

「このストライカーは1000万ポンドという巨額の移籍金でフランスへ移籍し、ファンを驚かせた。彼らは首をかしげた。なぜキョウゴはチャンピオンズリーグ（CL）のノックアウトステージと、再びリーグ制覇するチャンスを捨て、レンヌでの残留争いに身を投じたのだろうか？」

「全く理解できない。そして悲しいことに、しかし当然のことながら、キョウゴはロアゾン・パルクで悲惨な時間を過ごしてきた。キョウゴが新天地でプレーする前に解任されたホルヘ・サンパオリ監督は、この目玉選手の獲得を承認したことは一度もなかったと衝撃的な事実を暴露した」

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　同紙は「キョウゴは６試合出場でわずか１試合にしか先発せず、ゴールも挙げていない。１月に巨額の移籍金で獲得したこの選手が、不運な４か月間を経て夏に放出されるのではないかとの噂が広がっている」と指摘。こう続けている。

「キョウゴは、コンディションは良好だったにもかかわらず、３週間もメンバーから外され、週末に招集されたが、全く使われなかった」

　残りは１試合。屈辱的状況のまま、閉幕を迎えることになるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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