痛恨の失点関与で“地獄のミックスゾーン”。それでも逃げなかった神戸DFのプロ魂

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2025年05月12日

”約3分間も”囲み取材に対応

FC東京戦で失点関与もミックスゾーンで対応した本多。(C)SOCCER DIGEST

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 2025年5月10日、ヴィッセル神戸がFC東京に0-1と敗れた。しかも、後半アディショナルタイムに与えてしまったPKでの失点(90+13分)によって。

 悔やんでも悔やみきれないミスをしたのが、DFの本多勇喜だ。エリア内でFC東京の安斎颯馬のプレーを阻止しようとブロックに入ると、安斎が蹴ったボールが右手に当たってしまったのである。

 判定はハンド。痛恨のPK献上だった。

 そんな流れでのミックスゾーン、本多にとっては“地獄”だろうと勝手ながら思った。冷静なはずがないし、記者の質問になんて答えたくない。そんな心境だったとしても不思議はなかった。

 それでも本多はひとりの記者に声をかけられると、止まった。そこから逃げず、しっかりと囲み取材に対応したのだ。表情は暗いものの、ハンドの場面を聞かれると、「しょうがないですね、切り替えます」と回答。1年ぶりのリーグ連敗についても「終わったことはもう戻らないので。次に向けて準備するだけです」と振り返っている。
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 その後も自分から立ち去ろうとせず、複数の質問に答えていた本多。正直、その姿に感動した。一つひとつの答は長くないし、声のトーンも低いが、失点直結のミスをした選手が約3分間もミックスゾーンで対応するとは。

 Jリーグを取材していると、記者の呼び止めに応じない選手もいる。その選手の事情、考え方があるので素通り行為を批判するわけではないが、そうした光景を見てきたからこそ本多の振る舞いが立派に映った。

 これぞ真のプロフェッショナル。大袈裟かもしれないし、美化する意図もないが、それでもこの日の本多の対応には敬意を表したい。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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