北中米ワールドカップのアジア最終予選は、８節までが終了。残すところ２節となった。

　勝点20の日本が７節で本大会出場を決めたグループCは、それ以外の５か国は混戦模様。オーストラリアが同13、サウジアラビアが同10、インドネシアが同９、バーレーンが同６、中国が同６という状況で、残り２戦の結果で順位が大きく変動する可能性もある。

　そんななか、６月５日に“運命の一戦”を迎えるインドネシアと中国のメディアがバチバチにやり合っているようだ。

　韓国メディア『Xports News』は「『傲慢なインドネシア』。インドネシア人記者の『中国に大勝』に中国メディアが激怒。『日本になったつもりか』」と見出しを打った記事を掲載。次のように伝えた。

「インドネシア人記者が自国代表の中国に対する大勝に自信を示したことに対し、中国メディアの網易は激怒し、『（インドネシアメディアが）６月５日に中国に大差で勝つだろうと主張した。インドネシアはもはや中国戦を本気で受け止めていない。彼らは実に傲慢だ』と報じた」

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　記事によれば、網易は「中国代表の大敗は、昨年９月のアウェーでの日本戦で０－７の敗北のみだ。その後、ホームでは日本に１－３で、アウェーのサウジアラビア戦ではわずか１失点に留めた。なのに、インドネシアは中国に大勝したいと願っており、自分たちを日本と同等の立場に置いている」と非難。こう主張を続けている。

「なぜインドネシアはそんなにプライドが高いのだろうか？インドネシアは中国以上に惨敗を喫している。日本には０－４で敗れ、３月にはオーストラリアに１－５で負けている」

　そして、「傲慢な発言を受けたが、これは中国にとっても良いチャンスになると思う。中国代表が負傷者を減らし、万全の状態でプレーすれば、アウェーでのインドネシア戦に勝利し、プレーオフで最後の勝負を掛けるチャンスは十分にある」と続けた。

　中国もインドネシアも自動出場権が得られる２位以内にはすでに入れないため、プレーオフに回る４位以内が目標となる。６月５日の直接対決で、微笑むのは果たしてどちらになるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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