クリスティアーノ・ロナウドを擁するアル・ナスルは４月30日に地元サウジアラビアで開催されたアジア・チャンピオンズリーグエリ―ト（ACLE）の準決勝で、川崎フロンターレと対戦。２－３でまさかの敗戦を喫した。

　C・ロナウドをはじめ、サディオ・マネ、マルセロ・ブロゾビッチ、エメリック・ラポルトなど一線級のタレントを揃えていただけに、サウジアラビアのメディアは衝撃を隠しきれない。

『aawsat』は、前日にアル・アハリとのサウジアラビア対決に敗れたアル・ヒラルの敗戦と共に取り上げ、「アル・ヒラルとアル・ナスルの忘れたいアジアのシーズンへの悲しい別れ」と見出しを打ち、次のように伝えている。

「アル・ナスルはライバルのアル・ヒラルに続いてACLEから敗退したが、これは両クラブのファンにとって衝撃的な光景だった。これは大陸レベルの野望が一瞬のうちに消え去っただけでなく、リヤドの２大巨頭がこのような極めて重要な瞬間のために蓄えてきたワールドクラスのタレントのおかげで、並外れたシーズンを過ごせると彼らが抱いていた大きな希望も消えた」

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　同メディアは「アル・ナスルはジッダのジュエル・スタジアムに集まった何千人ものファンの前で、日本のチームに２－３で奇妙な敗北を喫した。カワサキはサウジのファンが待ち望んでいた伝統の一戦を阻止したことになる。４度のJリーグ王者に輝いたカワサキは、欧州チャンピオンズリーグで５回優勝したロナウドのアジアでの大陸タイトル獲得を阻止した」と続けている。

「ライバルのアル・ヒラル同様、アル・ナスルもリーグ戦でも望みが消え、国王杯とACLEの両方で敗退したことから、無冠のシーズンに向かっている。アル・ヒラルとアル・ナスルは大会前に勢いと高い期待があったにもかかわらず、準決勝で同時に敗退し、ファンを失望させた。両チームのファンは、史上最高のサウジアラビアダービーを夢見ていたが、その夢の対戦は実現しなかった」

　サウジのビッグ２は、決勝に勝ち上がることもできなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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