現地４月29日に開催されたチャンピオンズリーグの準決勝第１レグで、冨安健洋が故障離脱中のアーセナルとフランス王者のパリ・サンジェルマンが前者ホームで対戦した。

　開始４分にパリSGがいきなり先制する。中央で縦パスをもらったデンベレが前線に持ち上がって右サイドへ展開。これを受けたクバラツヘリアのマイナスの折り返しにデンベレがダイレクトで合わせると、シュートは右のポストを叩いてゴールに吸い込まれた。

　ビハインドを負ったアーセナルは、シュートまで持ち込めない時間が続くなか、23分に左サイドでFKを獲得。ウーデーゴーのキックにキビオルが頭で合わせたが、GKドンナルンマにキャッチされる。

　アウェーチームは31分、ボックス内でデンベレのパスを受けたドゥエが右足で狙うも、GKラヤの好守に阻まれる。こぼれ球にファビアンが詰めたが、シュートは左のポストを叩いた。

　その後、徐々にボールを握れるようになったアーセナルは40分、左サイドを突破したサカの際どいクロスにマルチネッリが飛び込むも、押し込み切れない。アディショナルタイムにもマルチネッリが決定機を迎えたが、GKドンナルンマにセーブされた。このままパリSGが１点をリードして前半を終える。
【動画】パリSGデンベレの先制ゴール！

　迎えた後半、47分にアーセナルはペナルティエリア手前の左寄りでFKを得ると、ライスのキックにメリーノが頭で合わせてネットを揺らすも、オフサイドの判定で同点とはならず。

　さらに56分には、ライスのパスに抜け出したトロサールが左足のシュートを放つも、パリSG守護神に左手一本で阻まれた。

　一方のパリSGは78分、敵陣ボックス手前の中央でバルコラの折り返しに反応したジョアン・ネベスがダイレクトで狙ったが、惜しくも枠の上に外れる。84分にもゴンサロ・ラモスとの連係から抜け出したバルコラがGKラヤと１対１の状況になるも、決め切れなかった。

　このまま１－０で終了し、パリSGが第１レグを制した。第２レグは５月７日に行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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