現地時間４月26日に開催されたプレミアリーグ第34節で、三笘薫を擁する10位のブライトンは、17位のウェストハムとホームで対戦。３－２で下し、６試合ぶりに勝点３を積み上げた。

　現地観戦していたホームサポーターにはたまらない、とびきりドラマチックな結末となった。ブライトンは開始13分でヤシン・アヤリが先制点を挙げた後、48分に追いつかれると、83分にも失点。逆転されてしまうも、89分に途中出場の三笘薫、90＋３分にカルロス・バレバがゴールを奪い返し、ひっくり返された試合を土壇場でひっくり返したのだ。

　超が付く劇的勝利にブライトン指揮官も大興奮だ。ファビアン・ヒュルツェラー監督は、英公共放送『BBC』のインタビューでこう語った。
【動画】流石は三笘！土壇場での逆転を呼ぶヘッド弾！

「素晴らしい気分だ。サポーター、チーム、スタッフのために本当にハッピーだよ。彼らはとても頑張ってくれたからね。今日、彼らはその報いを受けた。

　我々は常に、試合に勝つための信念と信頼を持っていた。最後は無理せず、自分たちのゲームプランに忠実で、良い判断をしてくれた。選手たちを称えたい」

　一方、ウェストハムからしてみれば、悪夢のような結果に。チーム１点目をアシストしたジャロッド・ボーウェンは、「がっかりだ。あんな形で負けるなんて吐き気がする」と悔しさをストレートに表現したうえで、「自分たちを見つめ直す必要がある」と訴えた。

「勝っているポジションにいながら勝点を取れなかったのは、今回が初めてではない。これがプレミアリーグだ。適応しなければならない。シーズンの終わりに４つのビッグゲームがある。来週はトッテナムとのビッグダービーだ。しっかり気持ちを切り替えないとね」

　今季は大詰め。32歳のヒュルツェラー監督が率いて１年目のブライトンは、残り４試合でニューカッスル、ウォルバーハンプトン、リバプール、トッテナムと相まみえる。プレミアリーグでの二桁得点にリーチをかけている三笘の活躍に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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