横浜F・マリノスが４月18日、スティーブ・ホーランド監督との契約を解除すると発表した。同日のトレーニングから、ヘッドコーチのパトリック・キスノーボ氏が暫定的にチームの指揮を執るという。

　現在54歳のイングランド人指揮官は、以前に名門チェルシーや、母国の代表チームのコーチなどを担当。コーチとしての実績を買われ、今季に横浜FMの監督に就任したが、J１開幕から11試合で１勝しかできず。降格圏の18位に沈むなか、早々に去ることとなった。

　就任からわずか数か月、しかもアジア・チャンピオンズリーグエリート（ACLE）準々決勝・アル・ナスル戦（現地時間４月26日）の直前。異例のタイミングでの解任は、イングランドでも話題になっている。

　公共放送『BBC』をはじめ、各メディアが報じるなか、『talkSPORT』は「元イングランド代表アシスタント、わずか４か月で解任」と題した記事を掲載。「アシスタントからのステップアップが、必ずしも上手くいくわけではないと証明した最新の監督である」と伝えている。
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「ガレス・サウスゲイトのNo.２を長年務めたスティーブ・ホーランドは、日本の横浜F・マリノスでの悲惨な成績のなか、わずか４か月で解任された。ホーランドはイングランド代表で９年間サウスゲイトの片腕を担い、サッカー界最高のコーチの１人という評判を得ていた。彼らはともにEURO2020とEURO2024の決勝に進出し、スリーライオンズは1966年のワールドカップ優勝以来の成功を収めた。

　ただ、この54歳は日本ではあまり成功せず、直近の６試合で４敗２分だった。横浜は今後、ACLEの準々決勝でクリスティアーノ・ロナウドが所属するアル・ナスルと対戦する。ホーランドはアジアで最も有名なチームの１つとなった彼らと戦うチャンスを逃す羽目になった」

『talkSPORT』はまた、2022年のJ１王者が立て続けに早期解任している事実に着目。こう付け加えた。

「短期政権で終わった横浜の監督はホーランドだけではない。リバプールとリーズの元ウインガー、ハリー・キューウェルは昨シーズン、７か月しか指揮を執らなかった。彼は在任中の33試合でわずか13勝しか挙げられなかったものの、ACL決勝に導いた。ただ、そこではアル・アインに２戦合計３－６で敗れた」

　不安定さが浮き彫りになっているマリノス。次は明るいニュースを世界に届けられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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