横浜F・マリノスは４月18日、スティーブ・ホーランド監督との契約を解除すると発表した。

　今シーズンからこのイングランド人指揮官を招聘した横浜FMは、ここまでJ１の11試合で１勝５分け５敗、降格圏の18位と低迷していた。

　とはいえ、敵地サウジアラビアで27日（日本時間）に開催されるアル・ナスルとのアジア・チャンピオンズリーグエリート（ACLE）準々決勝直前での更迭に、海外メディアも驚きを隠しきれない。

　対戦するサウジアラビアのメディア『aawsat』は「横浜が、ACLEのアル・ナスル戦を前にホーランド監督を解任」と一報を伝えた。

「日本の横浜F・マリノスが、サウジアラビアのアル・ナスルとの注目のACLE準々決勝のわずか９日前に、スティーブ・ホーランド監督を解任した。この動きは、水曜日に清水エスパルスに２－３で敗れた後に行なわれたもので、チームは降格圏に入っている」

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　同じくサウジアラビアの『sabaq24』は「日本の横浜F・マリノスは、ACLEでのサウジアラビアのアル・ナスルとの注目度の高い試合を前に、ホーランド監督の解任を驚きの決断で公式発表した。この衝撃的な発表は、英国人監督がチームを率いてからわずか４か月後に行なわれ、この敏感な時期にこの決定が下された理由についてはすぐには説明がなされなかった」と伝えている。

「横浜がアル・ナスルと対戦する準備をしているなか、解任は特に敏感な時期に起こった。現段階では明確な後任監督がいないため、この決定は選手の士気とチームの安定性に影響を与える可能性がある。さらに、チームは決戦を前に新たな戦術を実行するのに困難に直面するかもしれない」

　そう指摘した同メディアは、「勝利は目前だ」と息巻いている。

「アル・ナスル対横浜の試合は、ACLEで最もエキサイティングな対戦の一つだ。日本チームは監督不在でこの試合に臨むため、さらに困難な状況に直面することになる。アル・ナスルはトーナメントで勝ち上がるためにこの状況を利用しようとしている。試合は非常に激しい攻防になると予想される。選手たちのリアクションと経営陣の現在の危機への対処能力が真に試されるものとなるだろう」

　後任監督はまだ決定しておらず、ヘッドコーチのパトリック・キスノーボが暫定的に指揮を執る横浜FM。クリスティアーノ・ロナウドやサディオ・マネらを擁するスター軍団とのビッグマッチを前に、悪い流れを変えられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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