ドイツ誌『スポルト・ビルト』電子版は18日、レバークーゼンに所属するドイツ代表MFフローリアン・ヴィルツの最新記事をアップ。大方の見立てに反し、「バイエルンは第一希望ではない」という内容だ。

　ウリ・ヘーネス名誉会長みずからがヴィルツの父親との交渉にあたり、年俸2500万ユーロ（約40億円）を用意とも報じられるバイエルンだが、まだ“片思い”に過ぎないようだ。同誌によると、ヴィルツが希望する移籍先は以下の通りだ。

■１位　レアル・マドリー
　ヴィルツの大本命だ。（本拠地サンティアゴ）ベルナベウの神話、魅力、タイトルに加え、いつか世界最高の選手になる、彼をエキサイトさせる。（現在レバークーゼンで師事する）シャビ・アロンソとの共闘もあるかもしれない。カルロ・アンチェロッティ監督が今夏に退団した場合、彼が後継者として期待されているからだ。

■２位　マンチェスター・シティ
　ペップ・グアルディオラ（マンC監督）もヴィルツを獲得リストに入れている。すでにケビン・デ・ブライネの後継者になるべきだと、本人に伝えたといわれている。シティには高額なサラリーに加え、１億5000万ユーロと噂される移籍金を支払う準備がある。
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■３位　バイエルン
　バイエルンはあらゆる努力を尽くしているが、依然として３番手のままだ。ヘーネスはヴィルツの父と会い、バイエルン入りを勧めたようだ。しかし、ヴィルツ自身は他のクラブでのプレーに重きを置いている。

　また、同誌は27年夏まで契約を残すレバークーゼンに留まる可能性にも言及。レバークーゼンが慰留に全力を尽くしていて、残留の「可能性はゼロではない」と指摘している。はたして、ヴィルツの未来は──。今夏の移籍マーケットで最も関心を集める逸材の動向から目が離せない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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