2009年から2013年にブライトンの監督を務めたグスタボ・ポジェ氏が、古巣の今を熱量たっぷりに語った。現地メディア『Sussex World』が伝えている。

　日本代表のエース三笘薫が攻撃の中心を担っているブライトンは、2022-23シーズンにロベルト・デ・ゼルビ監督（現マルセイユ）のもと、プレミアリーグ６位に入り、ヨーロッパリーグの出場権を獲得した。これまで欧州カップ戦に縁がなかったため、1901年にクラブ創立以来、史上初の快挙だった。

　今季はプレミアリーグ史上最年少（当時31歳）のファビアン・ヒュルツェラー監督を新たに迎え、現在10位。ただ上位は大混戦のため、二度目の欧州参戦は現実的な目標だ。

　ポジェ氏は、自身が率いていた際は下部にいたクラブの成長を称え、こうエールを送った。

「彼らはデ・ゼルビの下で、ヨーロッパの大会でプレーした。次のステップは、ヨーロッパの大会に定期的に出場するチームになることだ。それこそが目ざすべきものであり、私たちが目にしている、あらゆる面で絶え間なく向上していく姿だ。

　ブライトンは信じられないようなクラブだよ。彼らがどのようにクラブを一歩一歩築き上げ、時間をかけて向上させてきたかは、長期的にクラブを築き上げるうえで素晴らしい見本となる」
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　選手時代はチェルシーやトッテナムでプレーした57歳の元ウルグアイ代表MFはまた、「（会長の）トニー・ブルームのおかげで、彼らは組織を向上させる逸材となる選手や監督を継続的に見つけている」と説明。そして若きドイツ人指揮官について、次のように語った。

「ファビアンがザンクトパウリで監督をしていた昨年、ドイツで会ったんだ。彼は素晴らしい。監督としても、チームの戦い方としても、的確だった。だから招聘に驚かなかったよ！私はその場にいて、この目で見たんだ。彼はクラブにとってパーフェクトだ。年齢からすれば、信じられないような監督だよ。彼らが今シーズン、ヨーロッパ行きを達成できるよう願っている」

　今季は残り６試合。気鋭な才能が躍動するブライトンは、最高の形でシーズンを締め括れるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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