宿敵のOBも脱帽だ。

　レンジャーズOBのリチャード・フォスターが、セルティックの日本代表MF旗手怜央に賛辞を寄せた。スコットランドでは稀有な選手とみているようだ。

　セルティックの旗手怜央は４月12日、スコティシュ・プレミアシップ第33節のキルマーノック戦で、２得点をマークした。５－１の快勝に大きく貢献し、称賛されている。

　旗手は序盤、左45度の位置からダイレクトで味方とワンツー。リターンのボールを受けると、ペナルティエリア外から豪快に右足でシュートを叩きこんだ。さらに24分には、ボックス内でクロスボールをトラップし、冷静に相手選手をかわして追加点をあげた。

　セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』によると、フォスターは『Clyde 1 Superscoreboard』で「ハタテの（１点目の）ゴールを見たときは、笑ってしまったよ」と称えている。

「ハタテは自分がしていることを完全に分かっている。ワンツーをする前から自分がやることを分かっているんだよ。彼があれをするのを止められる選手はスコットランドにいない。彼はあまりにも上手いんだ。あまりにクリーンで、鋭い。とにかくファンタスティックなゴールだった」

「あれこそ、セルティックのファンが何度も見てきた、そして見たいと思うレオ・ハタテだ」
【動画】旗手怜央が決めた超絶ミドル弾

　コメントを伝えた67 HAIL HAILは「調子が良い日のハタテは誰も止めることができない」と報じた。

「安定してそれだけハイレベルにできないと、評論家がもう少しを求めることがある。だが、それはこの頭の回転が速いMFがそれだけ高い水準を定めたからでしかない。だからこそ、彼はセルティックで誰からも愛されているのだ」

　才能は疑いない。セルティックで確かな地位を築いてきた。ただ、さらなるステップアップを望む声は絶えない。本人もそれを目指しているだろう。旗手がさらなる高みに達するのを期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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