京都サンガF.C.に在籍するラファエル・エリアスが、母国メディア『terra』のインタビューに対応。故郷から遠く離れた日本でのプレーについて語った。

　４月12日に26歳の誕生日を迎えたブラジル人FWは、昨夏に母国のクルゼイロから京都に期限付き移籍。すると、15試合で11ゴールを挙げ、J１残留の原動力となった。

　圧倒的な活躍が認められ、完全移籍に切り替えて迎えた今季は、第９節の鹿島アントラーズ戦（４－３）でハットトリックを達成するなど、開幕10試合で６ゴールをマーク。新背番号９、副キャプテンとして強烈なインパクトを放っている。

「間違いなくキャリア最高の瞬間だ。全ての面でそう思う。僕らは大抵数字だけを見るが、僕はピッチの外の面も強調したい。精神的にも肉体的にもキャリア最高の瞬間だ。家族が元気で、安全で、受け入れられていると感じられる時も最高の瞬間なんだ」

　充実な日々を過ごすR・エリアスは、Jリーグの特徴に関しては、次のように語った。

「試合はとても激しく、トランジションとスプリントが多く、スピードがある。だからトランジションやランニングの面で、ブラジルよりもフィジカルが強いと思う。ブラジルでは自分のペースを守り、もう少しスペースがある。ここではボールを受けると２、３人の選手がやってきてマークし、プレスをかけてくる。ここでの試合はブラジルよりずっと速い」
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　一方、私生活においては、言語の壁が立ちはだかっているようだ。こんなエピソードを披露した。

「少し前に娘たちの自転車を買いに行った。そしたら、なんてこった！女性の店員から質問攻めに遭ったんだ。携帯電話を使ってやり取りするしかなかったよ。彼女が話し、僕が答え、彼女が話し、僕が答える。自転車を２台買うのに３時間くらいかかったよ。でも楽しいよ。勉強にもなるし、気楽にやるしかないんだ」

　将来的な帰化を視野に入れ、「チャンスがあれば、ぜひ掴みたい。絶対そうしたい」と意気軒高なR・エリアス。日本で長く活躍するレジェンドになる可能性は十分だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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