2025年４月13日、国立競技場で浦和レッズ戦に臨んだFC町田ゼルビアが０-２と敗れた。立ち上がりから浦和の粘り強い守備を崩せず、前後半通してチャンスらしいチャンスは数える程度。町田は相当ストレスを抱えていたというのが、正直な感想だった。
実際、３-４-２-１のシャドーを務めた相馬勇紀は「今日は向こうが僕のところに２枚きて対策されていました」と徹底マークされたことを証言している。
「そうなった時に右サイドから入っていく術とか。僕のところに２枚きたということはどこか１枚空いているので、その空いたところでのランニングを増やすべきです。そうすればチャンスが生まれるかと」
いつもよりパスを受ける位置が低かった点も、相馬が持ち味を出し切れなかった一因だ。本人も「向こうのマークの受け渡しがしっかりしていたので、崩せる雰囲気がそこまでありませんでした」と話している。
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「クロスの質を上げるというよりは…」
「プレーしていて窮屈な感じはあったか」と訊かれた相馬は「その感じはありました。打開しにくかったです」と答えた。
「僕のところに来ていた２枚がずれたタイミングを狙っていましたが、あまり動かなかったし、なかなか突破できませんでした。クロスを上げるところまでいけたとはいえ、合わせられなかったので。今度はクロスの質を上げるというよりは合わせたいです」
相馬のコメントからも、町田が浦和戦で如何に苦戦したかが分かるだろう。この日の国立の主役は間違いなく浦和だった。
取材・文●白鳥和洋（サッカーダイジェストTV編集長）
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「僕のところに来ていた２枚がずれたタイミングを狙っていましたが、あまり動かなかったし、なかなか突破できませんでした。クロスを上げるところまでいけたとはいえ、合わせられなかったので。今度はクロスの質を上げるというよりは合わせたいです」
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