現地４月６日のプレミアリーグ第31節で、遠藤航が所属する首位のリバプールは、10位のフルアムとアウェーで対戦。14分に先制したものの、前半のうちに３点を奪われる苦しい展開となり、後半も１点しか返せず、２－３で敗戦を喫した。

　リーグ戦では27試合ぶりとなる今シーズン２敗目となったなか、アルネ・スロット監督の選手起用を痛烈に批判したのが、リバプールの専門サイト『ROUSING THE KOP』だ。「スロットはリバプールで同じミスを繰り返しており、すぐに改善される見込みはない」と見出しを打ち、次のように綴った。

「リバプールはフルアム戦でリードを失い、４試合中３敗目を喫した。３月以降、状況は悪化し始めており、リバプールはプレミアリーグの首位に躍り出たチームの影しか見えなくなっている。問題のひとつは、選手たちが疲れているように見えることだ。週半ばのエバートン戦でまたもや低調なプレーを見せたにもかかわらず、スロットはフルアム戦でも再びローテーションをほとんど組まなかった」

　同メディアは「スロットはローテーションを学ばなければならない」と指摘している。

「フルアム戦で変更があったのは、エバートン戦から１人だけだった。サウサンプトン、パリ・サンジェルマン、ニューカッスル、エバートン戦で無気力に見えたので、ピッチ上の11人がすぐに力なく後れを取るのを見るのも、それほど驚きではなかった」

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　記事は「ようやく交代選手が登場して初めて、リバプールは何かを掴み取る望みを抱くようになったように見えた。コナー・ブラッドリーは素晴らしく、ルイス・ディアス、ハーべイ・エリオット、そして遅ればせながらフェデリコ・キエーザも先発メンバー以上の活躍を見せた」とし、こう続けている。

「しかし、ベンチの交代選手がどれだけ良いプレーをしたとしても、このシナリオは以前にも見たことがある。（次節の）ウェストハム戦でスロットが先発出場することはないだろう。我々の意見では、これはスロットのリアルなミスであり、おそらく彼がシーズンを通して一貫して犯した唯一のミスだろう」

　そして、「エリオット、キエーザ、ブラッドリー、そしてエンドウも、今シーズンに与えられたよりもはるかに多くの出場時間に値する」と強調。こう締め括っている。

「彼らはチャンスを与えられるたびに、そのことを証明してきた。それでも、何かが変わるという希望はほとんど抱いていない。リーグ首位にいるときはそれでいいのだが、これはいずれレッズにとって代償となるだろう」

　シーズンを通して、ローテーションをほとんど採用してこなかったスロット監督。その歪みが出ているのかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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