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【岩本輝雄】感覚が日本人っぽくない。柿谷はやっぱり上手いね。サッカーの楽しさ、面白さを改めて教えてくれた

カテゴリ:連載・コラム

岩本輝雄

2025年04月03日

とにかく前を向くのが速いんだよね

柿谷(左)がサッカースクールに参加してくれた。忙しいなか、ありがとう!

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 やっぱり上手いね。柿谷曜一朗は。

 先日に、男女の大人を対象にしたサッカースクールを開催して、ゲストで柿谷に来てもらった。昨年に引退してから、いろんなイベントにひっぱりだこなのに、忙しいなかでも快く参加してくれた。

 僕と柿谷は、年齢もまあまあ離れているし、そこまで絡みがあったわけでもない。ちゃんと話したのは、去年にあった松井大輔の引退試合の時かな。“ジーニアス”と言われていたし、また一緒にサッカーをやりたいなって思っていた。

 今回はスクールで、もちろん柿谷も100%でプレーしていないけど、それでも随所に非凡なテクニックが見えた。“止める・蹴る”の基本はしっかりしているし、とにかく前を向くのが速いんだよね。パスを出したら、すぐにすっと良い場所にポジションを取る。相手に的を絞らせないというか、何気ない動きなんだけど、さすがだなと思った。

 なんだろう、感覚が日本人っぽくないんだよね。リズムが違う。同じピッチに立つと、余計にそれが分かる。
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 柿谷をはじめ、香川も乾もそうだけど、セレッソ系の選手って遊び心があるよね。良い意味で“ふざけている”。サッカーってこんなに楽しいだよ、こんなことができたら凄いでしょって。柿谷はそれをプレーで教えてくれるから、一緒にボールを蹴ると楽しいよね。改めてそう思った。

 そんな柿谷は、テックボール協会のプレーイングアンバサダーに就任した。サッカーボールを使って、卓球台みたいなテーブルでやるテックボールは、柿谷にはまさに打ってつけなんじゃないかな。人気が高まりつつあるこのスポーツで、柿谷の超絶技巧が見れる。僕も今度はテックボールで対戦したいね!

【著者プロフィール】
岩本輝雄(いわもと・てるお)/1972年5月2日、52歳。神奈川県横浜市出身。現役時代はフジタ/平塚、京都、川崎、V川崎、仙台、名古屋でプレー。仙台時代に決めた“40メートルFK弾”は今も語り草に。元日本代表10番。引退後は解説者や指導者として活躍。「フットボールトラベラー」の肩書で、欧州CLから地元の高校サッカーまで、ジャンル・カテゴリーを問わずフットボールを研究する日々を過ごす。23年に『左利きの会』を発足。

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