バイエルンの日本代表DF伊藤洋輝は29日に開催されたブンデスリーガ第27節のザンクトパウリ戦に途中出場して負傷。右足中足骨の骨折と診断された。

　プレシーズンに同じ怪我を負い、今年の２月まで戦線を離脱。ようやく復帰して２か月も経たないうちに再発し、本人はもちろんクラブも無念だろう。

　この離脱を嘆いたのが韓国のメディアだ。ダヨ・ウパメカノが故障中のなか、左SBが主戦場ながらCBでもプレーできる伊藤も欠き、怪我を抱えている韓国代表キム・ミンジェがフル稼働するしかないからだ。

『スポーツ朝鮮』は「キム・ミンジェひとりでどうしたらいいんだ？バイエルンの日本人のガラスの身体がまたもや砕け散る」と見出しを打ち、次のように伝えた。

「バイエルンが獲得した日本代表DFが、またも負傷で倒れた。今回の故障はチームメイトのキム・ミンジェに大きな影響を及ぼすことになる」

　同メディアは「バイエルンの先発CBであるダヨ・ウパメカノは、国際試合で膝関節を負傷したため、当面は欠場が避けられない。シーズン欠場という噂もある。キム・ミンジェはアキレス腱の負傷から回復してこの日に復帰し、フル出場したが、イトウも負傷したため、キム・ミンジェとエリック・ダイアーをサポートするCBのバックアッパーが不足している」と指摘。こう続けている。

「今シーズン、コンパニ監督の下で代えの利かない役割を果たしてきたキム・ミンジェは、韓国代表の配慮で３月のAマッチデーに休息を取った。『数週間欠場する』と予想されていたキム・ミンジェは、Aマッチの中断直後に行われたこの試合に先発し、90分間フル出場した。ミュンヘンの守備陣の悪夢のような現状を考えれば、アキレス腱が不完全な状態で残りのシーズンをプレーしなければならないというリスクを冒したことになる」

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　記事は「すでに昨シーズンの総出場試合数（36試合）を上回る38試合（3得点）に出場しているキム・ミンジェは、リーグ戦とチャンピオンズリーグを含め、残りのシーズンで少なくとも９試合は出場しなければならない。先発から外れるのも心配だが、プレーしすぎも心配だ」と懸念を示している。

　また、『スポータルコリア』も「どうしても休めない運命のようだ」と嘆いた。

「キム・ミンジェにはあまり良くない状況だ。コンパニ監督の戦術を考えれば、足が速いキム・ミンジェは無条件に出場させる可能性が高い。守備陣が相次いで負傷したため、キム・ミンジェは再び酷使に近い出場時間を消化するとみられる」

　キム・ミンジェも万全ではないだけに、気が気ではないようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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