リバプールの遠藤航は、リードした展開で試合の終盤に投入され、ゲームを締めるクローザーとして、貴重な役割を果たしている。

　しかし、アルネ・スロット監督のスタイルに合わず、今シーズン限りでの放出も取り沙汰されている。

　そんななか、リバプールの専門サイト『ROUSING THE KOP』は「リバプールは今夏にエンドウを売却することを考えているのか」と見出しを打った記事を掲載。次のように伝えた。

「エンドウはスロット監督の称賛を勝ち取っているが、リバプールの監督は依然としてプレミアリーグの試合で先発させるほど信頼していない。エンドウは端役に降格しており、今夏の移籍を狙っていると言われている」

　同メディアは「エンドウの復活はリバプールの今シーズンの話題の一つだ。32歳のエンドウはリバプールでカルト的な人気を獲得したと言っても過言ではない。しかし、チームの主要メンバーとして再登場したにもかかわらず、『Caught Offside』は、エンドウのマージーサイドでの物語は今夏に終わる可能性があると報じている」と綴り、こう続けている。

「レッズは昨年マルセイユからのオファーを拒否したが、今では2025年にエンドウを移籍させることに前向きになっていると主張している。選手自身も移籍の準備ができていると言われており、報道によると、より多くのプレー時間を望むことがその決断の理由だという」

「契約はまだ２年残っているため、リバプールはエンドウを放出するために1250万～1700万ポンドのオファーを受け入れると言われている。フラアム、イプスウィッチ、ウォルバーハンプトン、ミラン、セルティックなどがこの日本代表選手に興味を持っている可能性があるとされている」

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　同メディアは「リバプールは“特別な”エンドウをキープしなければならない」と主張。「来夏、リバプールは中盤にもう１つオプションが必要だという議論は確かにある。ライアン・フラーフェンベルフに休息を与えるために、スロット監督が信頼できる選手を獲得することは極めて重要だ」としつつ、こう見解を示している。

「しかし、エンドウが犠牲になるべきではない。元シュツットガルトのキャプテンはチーム内での役割を完璧に果たしている。もしエンドウがもっと多くの出場時間を欲しがり、その結果として退団を主張しているのであれば、もちろんそれは別の話だ。しかし、彼が現在の役割を続けながら、グループに経験、リーダーシップ、ノウハウを加えることに満足しているのであれば、彼を売却する必要はまったくない」

　そして、「スロット監督は、就任当初は不安を抱いていたものの、最近はエンドウを『特別な選手』と何度も呼んでいる。オランダ人監督はワタに魅了されており、リバプールのファンも同様だ。今になって手放すのは恥ずべきだ」と締め括っている。

　ワールドカップが控えるなか、現在の役割を受け入れるのか。今夏の動きが注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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