2025年３月に開催された北中米ワールドカップのアジア最終予選、日本代表が７戦無敗で本大会出場を決める一方で、グループBでは韓国代表が大苦戦。20日のオマーン戦はファン・ヒチャンのゴールで先制しながらも追いつかれ、続く25日のヨルダン戦はイ・ジェソンの得点で先行もその後に被弾し、いずれもホームで１-１と引き分けたのだ。

　結果、韓国はグループBで首位キープながらも予選突破を現時点で決めていない。ここで同組の順位表を確認しておく。

１位／韓国／勝点16／４勝４分　14得点・７失点
２位／ヨルダン／勝点13／３勝４分１敗　13得点・７失点
３位／イラク／勝点12／３勝３分２敗　８得点・７失点
４位／オマーン／勝点10／３勝１分４敗　８得点・10失点
５位／パレスチナ／勝点６／１勝３分４敗　７得点・12失点
６位／クウェート／勝点５／５分３敗　７得点・14失点

　３月25日の試合でイラクがパレスチナにまさかの敗戦（結果は１-２）を喫したことで、韓国はまさに命拾いした格好だ。彼らには“ツキ”があると、そんな見方もできるだろう。ただ、次戦（６月５日）はアウェーのイラク戦。ここで負けて、同日にオマーンと戦うヨルダンが勝つと、韓国は２位に転落するので予断を許さない状況だ。ちなみに、グループB残り２節のスケジュールは以下のとおりである。

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６月５日
イラク対韓国
オマーン対ヨルダン
クウェート対パレスチナ
６月10日
韓国対クウェート
ヨルダン対イラク
パレスチナ対オマーン
※左側がホームチーム

　最下位のクウェートもプレーオフ行きのチャンスがある点で不気味な存在。「ラスト２試合どうなる？」といった状況を考えると、韓国は次のイラク戦で２位以内を確保して予選突破を決めたい。

　“運命”のイラク戦、果たして韓国は白星を掴めるか。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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